もい「今回、手紙だったはずだけど字が汚くて読めないかもしれないということでメッセージをいただいたので私が読みたいと思います。
玉Pからです」
ーー(笑)
むぎ「ありがとうございます」
もい「むぎへ
お誕生日おめでとうございます。
ついにむぎも、二十歳という人生の節目を迎えましたね。
人生の中で、とてもとても大きなそして大切な節目をお祝いできることをとてもうれしく思います。
16歳の控え目で、背が高く、あどけさなの残る少女が、いつの間にか締まりのある大人の表情を見せることに驚くばかりです。
山活のオーデションで初めてむぎと出会ったのですが、当時の印象は先程言ったとおり控え目であるということです。
話しをしても、どこかオドオドした表情を見せていましたね。
結果、山活にはサブメンバーとして所属することになりますが
当時のボクは、むぎはいつの間にか辞めていくのだろうなと感じていました。
おしとやかな目立たなタイプの子には、入れ替えオーデションなどあった当時の山活システムでは生き残るのは難しいと思ったからです。
性格もさることながら、1番厳しいと感じていたのはダンスです。
お世辞にも運動神経が良いとは言い難かったですよね。
自分の体のコントロールが上手ではないし瞬発力があるわけでもない
それはそれは、キレのあるダンスとは程遠く成長も感じ取れるわけでもなく、そしてハロマイのPVでは出演の座を勝ち取ることができませんでしたね
正直、そこでボクは終わりだろうと思いました…
でも、むぎは違ったんですよね。
そこから、気持ちもパフォーマンスも変わり!再びメンバーに入るというストーリーを見せてくれました。
その時はとても悩んだと思います…
たくさん涙を流したと思います。
そして、人知れずたくさんの努力をしたのだと思います。
決して平坦な道ではなかったと思います。
それでも、諦めなかった君は
自分に負けることなく戦い続け、メンバーの座を獲得しました。
このストーリーにはボクも勇気づけられました。
そんなむぎが、山活のメンバーとして活動してくれてるからこそ今の山活があるのです。
山活のメンバーで、むぎほどの大きな挫折を乗り越えてきたメンバーはいません。
今後、山活が大きな挫折を味わった時はその経験を生かしてむぎがメンバーを勇気づけてあげてください。
もうすぐ、山活として活動をして四年になりますね。
四年間の活動の中で、普段はおっとりしていてあまり声をあげて喜ばないむぎが
LINEのスタンプの配信が決まった時には、取り乱した感じで歓喜の雄叫びをあげていましたね。
あのニヤニヤした顔は一生忘れません!(笑)
今後はもっともっとあの時のように、むぎ自身が喜べるようなことにチャレンジしてください
そしてたくさん笑いましょう
たくさん悔しい思いをしましょう
そして夢を必ず掴みましょう!
おっとりとしたむぎが、熱くなれる活動をしていきましょう。
最後に…
以前、『良い子を演じるな!』と叱ったことを覚えていますか?
その言葉の真意は、角が立たないように人との距離を保つような人間になるなという意味だったのですが
最近のむぎは、人のために動くのはもちろんのこと、
人のために発言してくれています。
精神的にも、ものすごく成長してくれていることを実感しています。
18歳のむぎの決意が、間違っていなかったことを証明するためにこれからも一緒に山活を作り上げていきましょう。
二十歳の誕生日、本当におめでとうございます。
山口活性学園プロデューサー
玉乃井信彦」
むぎ「玉乃井さんありがとうございます!」
ーー(拍手)
ここから「ウタカタノウタ」のBGMに
なっていっていよいよラストのシーンへと
Yuly「それでは、最後にむぎちゃん!
お願いします」
むぎ「はい!」