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★アニカンインタビュー
GRANRODEO「RIMFIRE」インタビュー3
カップリング曲もGRANRODEOワールド全開! 野音ライブに間に合わなかった「恋のHEAT WAVE」の誕生秘話から、さらには10月10日にリリースされる5thアルバムと年末のツアーの話まで……語ってもらいました。
やっぱり七色の声を持つ男だなって(笑)
--2曲目の「Urban Sweet」はイントロのリフが印象的ですね。
e-ZUKA ファンキーな曲を作りたかったんですよ。リフをギターとベースのユニゾンで聴かせたり、歌と歌の間にリフが出てくるみたいな。レッド・ツェッペリンの「Moby Dick」とか、ああいうグルーヴでファンキーで、スティーヴィー・サラスとか、Pファンクとか、そういうのがやりたかった。
——歌詞を付けるのも大変そうですが。
KISHOW 言葉数が多いと思ったから、ワンセンテンスを長くやろうと思って、わりと俺の歌詞は1行1行で完結している散文詩みたいなのが多いんですけど、これはあっさりできたんです。
——すごくオシャレでカッコ良い曲だと思いました。そして3曲目が「恋のHEAT WAVE」です。ラジオDJ風で面白かったです。
KISHOW ボーカルの人が声優さんならではの曲で、それを駆使しましたね! 音楽をやるにあたって、ひとつの武器だと思ってるんでね!
e-ZUKA 野音のライブのために作ったんですけど、まぁ野音ライブまでに発売されなかったんですけど、それは「サマーGT09」の時とまったく同じで、この学ばない感じ……(笑)。なので、野音でやる用に、ラジオとかホームページで流したんですよ。それでネットを見たら、DJはKISHOWじゃないよねっていうコメントを見かけたから、やっぱり七色の声を持つ男だなって(笑)。
——このラジオDJ風のアイディアはどこから?
KISHOW 歌入れの当日にe-ZUKAさんからですよ。
e-ZUKA 歌を録ってる時に浮かんじゃったんだよ。物足りないなって。ドラムと〈ナーナーナナナ〉で始まるのもバカっぽいけど、もっとバカっぽくしたいなって。それで台詞を入れてって。最初から決まっていたかのように、うまくいったね。もしこの日たまたま都合が悪くて、歌録りをプロデューサーに任せていたら、これは入ってなかった。頭にチューニングを合わせる音も入れようと思って、そこで「サマーGT09」が流れるのもいいなって。
KISHOW 何で夏って、こんなにバカで開放的なイメージなんだか、わからないんだけどね。暑いからバカになる感じ?
e-ZUKA 夏でもカッコ良い曲はあると思うんですよ、TUBEとか。野音でできるような夏っぽいカップリングを作れないですかって言われて、テーマがあったほうが作りやすいから良いと思ったんだけど、どうしても浮かんでくるのがザ・ビーチ・ボーイズの『サーフィン・U.S.A.』とか、「サマータイム・ブルース」みたいな、ロックでカッコいいんだけど、どこかバカっぽい、そういう風になっちゃうんですよ。
つづく
2012/08/22 13:00:00 ▲