正直言うとがっかりした。
俺に用があって会いに来たわけではなかったのだから。
でも真田と話しているところを見てしまうよりかはましか・・・。
少しでも夜雲さんと話せたのだからそれでいいとしよう。
それにしても彼女の笑顔は反則だと思う。
こんなにも男心をくすぐる笑顔があっていいものだろうか・・・
これまで夜雲さんに告白してきた男子の気持ちがわかった気がした。
真田「むっ?幸村?廊下で突っ立って何をしている。
早くせんと昼食を取り損ねるぞ?」
幸村「あぁ、すまない。
少し考え事をしていてね、行こうか。
そうだ真田。」」
真田「なんだ?」
幸村「さっき夜雲さんが臨時で風紀委員があるからって来ていたよ。」
真田「そうか、悠奈が・・・。」
悠・・・奈?
まて、なんで弦一郎が夜雲さんのことを名前呼びしているんだ?
一体どうゆう関係なんだ・・・
幸村「真田、夜雲さんとはどうゆう関係なんだい?」
真田「ん?悠奈とは小学校からの付き合いでな。
これぞ腐れ縁とでもいうものか。」
真田なんか夜雲さんと幼馴染?
気に入らないな・・・
きっと今俺の顔は恐ろしいことになっているんだろうな。
弦一郎の額に汗が出てきているしね。
幸村「・・・フフッ・・・・」
これは早急に手を打たねば。
真田なんかに負けないけどね。
真田「幸・・・村?」
でも今はまだ時期じゃない。
もし真田が夜雲さんに対してそういう感情を抱いているのであれば、
それなりに俺も手段を選ばなければならないけど、
真田の気持ちを壊すつもりはない。
俺は1から彼女に近づいていくんだ。
幸村「なんでもないよ。さぁ行こうか。」
真田「あっあぁ。」
面白くなりそうだ。
柳「・・・・そういうことか。
精市も隅に置けないな。」
様子がおかしい精市を調査するために新しく新調したノートを片手に、
参謀こと柳は物陰から様子を覗いていた。
柳「夜雲についてもう少しデータを取っておくか。」
柳はノートを閉じ、その場を後にしようとした。
が、
仁王「盗み見とは感心せんのぅ。参謀。」
なにやら意味ありげな笑みを浮かべた仁王が立っていた。
柳「お前が言えたことではないだろう。」
仁王「まぁな。」
柳「気づいていたのか?精市のこと。」
仁王「あぁ。じゃが安心せい。
じゃまして命を危険にさらすようなマネはしんでもせんからのぅ。」
そうか、仁王も感づいていたか。
本人がこう言っているようだし手は打たなくて大丈夫だな。
仁王「しかしお前さん。」
柳「なんだ?」
仁王「いいんか?夜雲のこと。」
それも気づかれていたか。
やはりペテン師には手を打っておくべきか・・・
柳「…過去の話だ。問題ない。今のあいつと俺は関係ないからな。
深く詮索するのはよした方がいいぞ。」
仁王「・・・ほーう。まぁお前さんがいいなら詮索はせんよ。
んじゃ俺は行くきに。」
柳「あぁ。」
プリッとまたわけのわからない言葉を残し仁王は行ってしまった。
しかし侮れないな。あいつは。
柳「夜雲・・・・か。」
そう呟いて柳は幸村のもとへ向かった。
~END~
久々に続きを書きましたよwww
相変わらずのgdgdっぷりwww
ですが
日々精進いたしますo(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪