過去の記憶を聞いてみよう
アンドロメダ座

面積
722平方度


肉眼星数
149個


主な星
α星アルフェラッツ。星名に意味は『馬のへそ』
ペガススの大四辺形の星のひとつであることからきている


主な天体
M31アンドロメダ銀河が肉眼で見える。
つま先にあるγ星アルマクは、望遠鏡で美しい二重星に見える




過去の記憶を聞いてみよう

クジラ座


面積
1231平方度


肉眼星数
178個


主な星
α星メンカル星名の意味は『鼻』
β星デネブ・カイトス。星名の意味は『クジラの尾』


主な天体
変光星ミラ。ミラ型長周期変光星の代表格といえる星で、
332日の周期で2等星から10等星まで大きく明るさを変える。
そのため暗い時は肉眼で見ることはできない



過去の記憶を聞いてみよう
ペガスス座


面積
1121平方度


肉眼星数
169個


主な星
ぺガススの大四辺形を形作る星々。
α星マルカブ、星名の意味は『乗り物』
β星メンキブ、星名の意味は『肩』
γ星アルゲニブ、星名の意味は『脇腹』


主な天体
球状星団M15。
ペガススの鼻先にあり、小望遠鏡でも見えます。


前回までの内容はこちら を参照してください。
生贄にされたアンドロメダ
アンドロメダはこれから起こる事を考えると、あまりの悲しさに、もはや何もする気が起こりませんでした。
アンドロメダが鎖に結ばれてしばらくすると、何処からともなく、大きな声が響き渡り、海から怪物ティアマートが姿を現しました。
遠くから見るのと近くから見るのとはずいぶん違い、その姿はまるで怪獣に近いものでした。
アンドロメダは逃げ出したいを思いましたが、手足を鎖で結ばれていたため、逃げ出す事もできず、ただただ恐怖と戦うしかありませんでした。
そしてティアマートはアンドロメダの方へ迫って来ました。
そこへ何処からともなくアンドロメダの救世主が現れたのです。
ゴルゴン三姉妹の末娘メドゥーサを退治して、天馬ペガサスにまたがって、母の待つセリポス島へ帰る途中のペルセウスです(物によっては羽の生えた靴で海を渡っていたとも言われています)。

(ちなみにペガサスはメドゥーサの首をはねた際、返り血が地面についてそこからペガサスが誕生したと言われています。

余談ですが、星座ではペガサス座ではなくペガスス座と呼んでいます。)
ペルセウスは、メドゥーサの首をティアマートの目の前に押し付けて、石に変えてしまいました。
さすがのティアマートもメドゥーサの魔力には勝つ事ができなかったのです(一説によると、ペルセウスはメドゥーサを殺した剣でティアマートの心臓を突き刺したと言うものもあります)。



アンドロメダとの結婚
この事がきっかけになり、ペルセウスとアンドロメダは結婚する事になりました。
しかし、これに対して不服に思っていた人物がいました。
ケフェウスの弟フィネウスです。
彼はアンドロメダを生け贄に捧げた時、アンドロメダが恐怖のあまり逃げ出さないように、鎖で結びつけるて、自分はすぐさま逃げ出してしまいましたが、自分の婚約者であったアンドロメダがペルセウスと結婚する事になったと知った時は、ペルセウスを邪魔者扱いしていました。
そしてフィネウスは二人の結婚式場に部下達を引き連れてペルセウスを殺そうとしましたが、ペルセウスはメドゥーサの首を高々と掲げ、フィネウス一派を石に変えてしまいました。
そして、ペルセウスはアンドロメダを連れて、母のいるセルポス島へ向かっていきます(これ以降のお話はこちら を参照してください)。

これ以降、カシオペアは、高言の報いとして、死後星になりましたが、ポセイドンの怒りにより、休む暇を与えられず(地平線の下に沈む事無く)、星の日周運動で、一日一回天で逆さにされ続けていると言われています。


秋の星座にはこの話に出てきたケフェウス座、カシオペア座、アンドロメダ座、ぺガスス座、クジラ座、ペルセウス座が順番どおりに出てきますので、星座を追いながらこの話を想像して見るのもいいかもしれません。


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