大ちゃんが日舞を踊る。
そんなレアなもの観たいに決まってるやないかーいということで行ってきました、名古屋へ。
名古屋西川流という日本舞踊の流派主催のイベントで毎年行われているようですが、
家元のインタビュー記事によるとどうやら堤監督の紹介で決まったようです。
色々縁がつながるものですね。
開演が11時。
名古屋から2駅目の鶴舞駅からすぐの公会堂に着いたのは10時過ぎでした。
お弁当付きのチケットを買っていたので(というか私が買った時お弁当付きしか残っていなかった)
受付でお弁当をもらって4Fの飲食スペースで早速食べた(朝早かったからお腹空いてたw)。
開演前からホール以外のところは開放されており、色んなお店が出ていたりしてちょっとしたお祭り気分を味わえて楽しめました。
今半のすき焼き弁当でした。
美味しかった。
さて、本番。
1部は若手のお嬢さんたちの華舞、芸妓さんたちの競演舞台、最後に女性真打の落語という盛りだくさんな内容。
つなぎつなぎで進行を家元自ら務めていらっしゃいました。
あまり馴染みのない人たちにもわかりやすくお話をされていたので楽しかったです。
そして最後の落語が実は2部の舞踊劇の枕となっている構成。
この落語をされていた蝶花楼桃花さんは初めて拝見しましたがお客さんを惹きこむのが本当に巧くて面白かったです。
彼女は2部では語り部もされていました。
さて、その2部から大ちゃん始め客演さんも登場。
タイトルは「元禄おんな忠臣蔵」。
討ち入りを果たした後、赤穂浪士達が冥界に迷い込んだところから話が始まります。
彼らだけではなく「梅川忠兵衛」「双面水照月」「芝浜」の登場人物たちも迷い込んでおり、討ち入りを繰り返したり心中を繰り返したり。
大ちゃんは大石主悦役でした。
ちゃんと元服したばかりのおぼこい少年に見えました(笑)。
ストーリーは途中新感線を観ているのかと思いましたが(実際聖飢魔Ⅱの曲とか使われているし)、氷艶の要素も少し感じました。
そういえば、附け打ちの山﨑さんが大阪で新感線の初日だというのにこちらに来てくださいましたと家元がおっしゃっていたな。
吉良や浅野内匠頭や内蔵助とかは冥界にいないのか?と思ったら実はいたというオチも面白かった。
梅川と忠兵衛が男女逆だったのもいとをかしでした(梅川役が名古屋のボーイズグループの本田さん、忠兵衛役がOSKの男役華月さん)。
途中メインキャストにはそれぞれ見せ場があったのも良かったですが、なんといっても家元と踊る大ちゃんの鷺娘が非常に美しかったです。
特におっ!と思ったのが足捌き。
さすが「世界一のステップ」「ステップ王子だ!」と昔のキャッチフレーズを思い出しました。
家元は進行役もヒロイン(?)もこなして最初から最後までいちばん働いていましたw
大ちゃんは陸での演技は初めてでしたが、とても自然で間がいい。
他の舞台でも観てみたいと思いました。
オファーください(誰に言ってるんだ?)
いや、本当にこの人本業スケーターだったよね?と確認したくなるくらい違和感なかったです。
フィナーレだけ撮影可だったのですが、鷺娘の映像が欲しい(笑)。

そういえば今回の縁をつないだ堤監督ですがお花も出していらっしゃいましたが会場でお見かけしましたわ。
本当に色んな縁があるものですね。




