初めて新しい劇場SkyシアターMBSに入りました。
場所は大阪四季劇場が入っているハービスENTの真ん前。
大阪中央郵便局跡地です(7月にまた戻ってくるけれど)。

新築の匂いがするのは今だけかな。
新鮮でした。
JRからだと新しくできた出口(西口)を出てすぐなのでアクセス良し。
段差ある席だったので良く見えて席もゆったり。
トイレの動線がわかりづらいのとホワイエがちょっと狭いのが難点でしたが概ねいい劇場だと思います。

新しい劇場の入っているビルはまだ劇場しかオープンしていなくて行きはエレベーターでしたが帰りは非常階段を使いました。
色んな人が書いていましたが、確かにこの舞台見た後だと何とも言えない感を受けます。

本編の感想。
まあ、よくこれだけのキャスト集めてこれたなと。
みんな主役級で個性強いのに、悪目立ちする人がいなくてバランス良い。
1人何役もしているけど、そこまで頭混乱せず(やっている方は大変だろうけど)すんなり話に入りこめました。

舞台は9.11。
あのテロ事件の影響でアメリカ領空が封鎖されてアメリカ国内に着陸できなかった飛行機がカナダの島にある小さな街に緊急着陸。
その際に街の住民と乗客の間に起きた5日間の実話が基になっています。

総勢12人のキャストが住民になったり、何パターンもの乗客・搭乗員になったり。
12人が1人何役もこなす完全なる群像劇。
この作品は休憩なし1幕ものでしたが、疾走感ある作品なのでなるほどこれは1幕もので正解だなと思いました。
メイン登場人物がたくさんなのでそれぞれのソロパートは少なかったけれど、やはり濱田さんの歌声は圧巻でした。
ソロは少ないとはいえ、全員ずっと出ずっぱりなのでそれぞれのファンにとって物足りなさはなかったと思います。
西側から作った話だなとは思い、多少引っかかるところはあるけど(万里生くん演ずるイスラム系の人の扱いとか)、こういう話を作ろうと思うところはすごいなと感じました。
それぞれのキャラクターが生きていると感じましたが、一番好きだったのはもりくみさん演ずる乗客と柚希さん演ずる住民がだんだん仲良くなっていくところ。

再演があってもこのメンバー全員揃うのは難しそうなので今見られて良かったです。