売れないロッカーが名門進学校の臨時教師になりすまして、生徒たちにバンドを組ませるというお話。
なんといっても音楽がALWですからね(ぽちっ)。

3役がWキャスト(子役は2チーム制)。もっくんとしょうこお姉さんで観たかったので、実はデューイの方はどちらでも良かったんですが、レボレボの歌聴けて良かったです。
滑舌はあやしい部分はありましたが、リアルロックスターですもん。
歌に説得力がありました。
社会人としてはどうよ?いや、社会人としてというよりそれ犯罪では?と思うくらいのクズっぷりですが、歌で全部吹っ飛ぶね(吹っ飛んだらあかん)。
もっくん演じるネッドはガールフレンドにはたじたじ、デューイにも強く出られないという気弱な青年役でしたが、最後にぶっとんだ感じが普通の常識人だと思っていたけれどデューイの友達だよね、うんと思った次第。
その経緯を細やかに演じていたと思います。
しょうこお姉さんはね、可愛いよね。キャンキャン言ってても可愛い。
ぶちぎれソロも迫力あって良かったけれどもうちょっと歌聴きたかったなあ。
2人とももう少し出番欲しかったなと思いましたが(ストーリー的には仕方ないけれど)、いいアクセントにはなっていました。

濱田さんは安定の濱田さんです、はい。
ソロも聴かせるけれど、主役を引き立たせるのがとてもお上手。
アンサンブルも鉄板だな、めっちゃ安心する布陣。
ロッカーに保護者に先生達と大忙し。
個人的に神田くんのフェスティバルの主宰者(?)の役が好きです。

子役が主役といっても「ビリー・エリオット」や「マチルダ」、「オリバー」などのように1人が主役ではなくみんなが主役なのでそれぞれのキャラクターが際立っているのも良かったです。
トミカちゃんの保護者が男性カップルなのは色んな家庭があることを意図した敢えての設定なのかな。
ザックとお父さんが最後に通じ合えたのが良かった。

とにかく子供達の頑張りに泣ける、それに尽きます。
演奏している子たちは本当に弾いているのですね?
そして、3年前1度もステージに立てなかった子供たちのことを考えながら観ると余計にぐっときます。

ストーリーはツッコミどころ満載です。
だいたい、こんなにすんなり学校に入り込めないだろうし、さすがに授業やってないのバレるだろう(笑)。
そしてすんなりとみんなデューイに懐きすぎ。
一人くらいバンドに参加しない子供たちもいそうなのに。
とはいえ、みんなで力合わせてバンドを組んでいく様は楽しい。
ラストも本当にロックコンサートみたいでした。
その流れでカーテンコールに入り写真動画撮影OKなのは太っ腹。
最近多いですね。