CFYを観るのは何年ぶりだろう?
調べたところ、2015年秋劇場以来だった。
なんと8年ぶり!
その時は松島ボビーと美南ポリーでした。

今回は洋くんのボビーとまちまりちゃんポリー。
ハギーボビーも観たかったけれど、洋くんチャーミングで間合いも良くて良かったです。
ボビーの行動も若さゆえの暴走とも思えるしね(笑)。
まちまりちゃんも自然な演技でキュートでした。
歌もダンスも及第点以上。
ただ、脇が豪華すぎて埋もれそうになった(埋もれてはいない)のがちょっと惜しい。

脇が美南アイリーンと宮田テスですもん。
ポリー経験者にWエスメラルダですもん。
前述のとおりポリーで観た美南ちゃんがアイリーンだったので不思議な感じでした。
もちろんきっちりお仕事していて少ない出番ながらインパクトはありましたがここは想像通り。
それ以上にテスが良かった。
正直、今まであまりテスを注目して観たことなかったのですがすごく目を惹きました。
ダンスもですが、ザングラーへの想いなど演技がとても細やか。
彼女のテスで舞台が締まったような気がします。

役替わりといえば、つとさんもボビーでしか観たことないのでザングラーだと不思議な感じ。
しかも今度は偽ザングラーではなく本物ザングラーだから頭混乱する(笑)。

古典ミュージカルなので話はちょっと古臭いところはあれど本当によく出来たコメディだと思います。
アドリブ入れなくても純粋にホンだけで笑わせることができる(某演出家のことを思い出したわけではありません)。
Wザングラーのシーンなんて細かく決めた段取り通りやらないと絶対に笑えないと思います。
あとは何よりもダンスが楽しい。
私は基本的に歌演目の方が好きなのですが(オペラ座とか鐘とかSOMとか)、この演目に関してはバラエティ豊かなダンスが見られてとても楽しい。
個人的には「Slap That Bass」が個性的で昔から好きです。
あとは単純にいちばん有名な「I Got Rhythm」は観ていてめちゃめちゃテンション上がる。
どちらも小道具が効果的ですね。
ストーリーも単純なので底抜けに楽しく何も考えず見られるのが良いです。

ザングラーの「どうもどうもどうも」やポリーパパの「フットライトに照らされて」など印象的なセリフを聴いていると色々思い出してきました(なにせ9年ぶりなのでw)。
同じことを何度も繰り返して話すお父さんに対して、決してうざがらず優しく接するポリーがとてもいいなといつも思います。
本当に親思いのいい子だなというのがよくわかるので。

おそらく初見の人も多かったのか反応がすごく良かったです。
お父さんとお母さんのフォールインラブは過去一ウケていた気がする(私もそういえばと忘れていたので初見のようにウケてたw)。
会場を出る時にちびっこの「めーっちゃ楽しかったー」と言う声が聞こえてほっこりしました。
いい思い出ができてよかったね(私は一体どのポジションにいるのだ?)。

いやあ、本当にめっちゃ楽しかった。
さすが四季だわ、四季最高!となりました。
やはりこれだけのクオリティを見せてくれるところは流石だなと。
ここがホームだわと改めて思った次第。
場所は全然ホームじゃないんだけどね(会場が駅から近いのはいいけれど大阪狭山市遠いw)。