特に行く予定はなかったのですが、TLで複数のフォロワーさんがこぞって面白いと言っていたのでチケット取りました。
東京の評判を聞いてから買えるのは席があればこそですけどね。
しかも芸文直販だと手数料取られないのが良い。
おそらくずっと前にフライヤーは見ていたと思いますがスルーしていた(笑)。

年に一度の会社対抗のど自慢大会が舞台のシチュエーションコメディ。
実際に東京のオフィスビルでのど自慢大会があり、それをモデルにしたんですね、楽しそう(笑)。
出演者は、彼女の好きな歌を歌ってプロポーズしようとするも元カレと曲がかぶり順番を変えるよう奔走する男、元アイドル、Vtuberであることがバレたくない新入社員、家庭を顧みない父親をdisるラップを披露しようとする男、同僚たちから疎まれているとネガティブになっている男、毎年仮装で長渕を歌い盛り上げている定年前の証券会社支社長。
みんなクセ強すぎるwww
裏方も個性強くて、色んなトラブルを捌く朝夏さんがめちゃめちゃかっこいいです。
しかしながら終盤朝夏さんに何させてねん?というできごともあり(めちゃめちゃ笑った)、色々振り切っていて面白かった。
こんなにコメディエンヌだとは思わなんだ。

カラオケ大会なので色んなJ-POPが聴けるのですが途中芝居が入るのでフルでは聴けない(笑)。
そんな中でアッキーの「楓」は会社員のカラオケレベルではないだろう(笑)というくらい聴きごたえありました。
元アイドル役花乃さんの「桃色片想い」はめちゃめちゃ可愛かったし、栗原さんの「ロマンスの神様」も高音こんなに楽々出るんだというくらいうまかった。
いちばんインパクトあったのは木内くんの「粉雪」ですね。
もうこれだけでももう一回観たいというくらい忘れられない。
歌はめちゃめちゃうまいんです。
しかしながら途中「こなーゆきー♪」のサビで紙吹雪…というレベルではないドカ雪が降ってきておそらく会場いちばんの笑いが起きた。
そんなドカ雪の中でもしっかり歌っているのが面白すぎた。
これから粉雪聴くたびにどかーゆきー♪と歌いたくなりそう。
ちなみにこのドカ雪は社内の書類をシュレッダーしたもの(という設定)。
そんな機密書類を使っていいのだろうか(謎)。
木内くん演じる鐘巻さんはIDカードが失効していて会社に入れなかった(同僚たちが大会に集中させるために入れなくしたのかどうかは謎)のですが、結局IDは復活したのかがいちばん気になるw
木内くん、こんなに歌えるのにSPY×FAMILYでは歌がなかったのもったいないなと改めて思いました。

1幕55分、2幕90分でバランス悪いなと思いましたが、2幕の方があっという間に終わりました。
なんといっても悪い人が誰も出てこない幸せなお話でした。
それぞれ抱えているものがあれど、この年1回の大会で爆発させてまた日常に戻っていくんだなと思わせる。
ほっこりして、とても楽しかったです。
こういう拾い物もあるんだなと思いました。