京都劇場で四季じゃないものを観るのは2回目です。
違和感ありあり(笑)。

劇団東京サンシャインボーイズの代表作である群像劇。
今回リニューアル版としての再再演。
初演が1991年、再演が1994年ということで28年ぶりというのがすごい。
キャストも豪華なのでチケット取れるかなと思っていましたが今回小澤さん枠でチケット取れました。

簡単にあらすじを言うと色んなハプニングがありながらもなんとか舞台の幕を下ろすことができましたという話です。
バックステージものは外れがないですね。
あまりにも空気読めない登場人物が多すぎますが、ドタバタコメディは面白い。
笑いすぎて腹筋痛かったです。
何にも考えず大笑いできるのが楽しかった。

そして現実にもハプニングが起きていました。

 


小林隆さんが骨折のため出演できず、なんと三谷さん本人が代役出演。
パンフレットには猿之助さんとの対談で代役の話をしているのですが、まさかここでもとは思わなかったでしょう。
三谷さんは意外に違和感ありませんでした。
舞台をかきまわす役なので役柄が合っているからかもしれません。
しかし、NODA MAPの野田さん見てるのと同じ感覚になりました(笑)。
とにかく三谷さんが楽しそうで仕方なかったです。
まさかの代役で大変だっただろうけど、「初めて京都劇場の舞台に立ちます」という場内アナウンスの声はウキウキしていました。
でも、小林さん早く良くなるといいですね。

今回ほとんどがアテ書きではないのに皆さん役にはまっていたのがさすがでした。
京香さんの役が以前男性だったから小澤さんはアテ書きなのかな(京香さんの恋人役なので)。
三谷さんはこういう役が合うと思ったのかどうかなのですが、前回の「大地」の役の方がはまっていたように思います。
あと、小澤さんは劇団の中だとそこまで大きいと感じないのに(周りみんながデカいから)、まず今日思ったのは「デカっ!」でした(笑)。
とにかくデカいのに小学生みたいな格好(ストリートファッションと言おうよ)でなんか可愛い。
2幕からしか登場しないのでいつ出てくるんかなと思いました。
新納さんも1幕最後からしか出てこないですし、意外にずっと舞台上にいる人って少ないんですよね。

アテ書きといえばピアノの荻野さんの使い方が面白かった。
セリフを言わなくてもすむように、小声でしか話せないキャラクターとしてセリフは他の人にしゃべらせるというのがうまい。

最後に一言。
とても信玄餅が食べたくなりました(観た人にはわかる)。