明治座外観。

 

幟があるのが雰囲気あってよい。

 

 

初めて明治座に行きました。
まさか明治座に行く機会があるとは思わなんだ(笑)。
演歌歌手の公演が多いイメージあったので大阪でいえば松竹座や新歌舞伎座のような雰囲気。
劇場内のお店で幕間に幕の内弁当などが食べられたり、人形焼やおせんべいなど売っているお店が劇場内に並んでいたりいつも行く劇場と雰囲気違って面白かったです。

目的はというと、最近はまっている八木勇征くん(ゆせくん)初主演(本仮屋ユイカちゃんとのW主演)初舞台を観に行ってきました。
大阪公演もあるのですが、せっかく上京のタイミングと合ったので東京公演も観ておこうかなと。

今回の演目「脳内ポイズンベリー」は真木よう子さん主演で映画化されていたのは知っていました。
それから舞台化もされているんですね。
映画のキャストは真木さん以外は誰が出演したのか全然知らなくて調べたら今回ゆせくんが演じた役を西島秀俊さん、その他神木くんや吉田羊さんなど結構豪華キャスト。
そして成河さんが越智役だったのも意外。
また、映画も観てみようかな。

ストーリーは主人公いちこの脳内で擬人化された「議長」「ポジティブ」「ネガティブ」「瞬間の感情」「記憶」の5つのキャラクターが会議をして2人の男性(早乙女・越智)との間で揺れ動く様を描いたもの。
ラブコメということでめっちゃ大爆笑するようなベタな笑いをとってくるかと思ったのですが思ったのとちょっと違う感じ。
会話の掛け合いが面白かったのですが、もっと面白くしようと思ったら出来るはずだなと思いました。
今回観た回がまだ2日目だったので数こなしたらもっと面白くなるのかな、ちょっとこじんまりとまとまりすぎにも思えた。
オチはそうきたかというもので綺麗にまとまっていたように思います。
脳内会議チームと現実チームが同時進行で動いているので立体的に描ける舞台の方がこの話は向いているのかなと思いました。

主人公のいちこにはずーっとイライラしていて結構観ていてフラストレーションたまりました。
優柔不断だから脳内会議をしているんだろうけど、振り回される早乙女と越智が気の毒だと思うくらい。
この2人もかなり拗らせてはいるんですけどね。
脳内会議チームは5人ともただただみんな可愛かった。
とにかくいちこを幸せにしようとみんな一所懸命なんですよね、方向性は違えども。
花代ちゃんが「ネガティブ」役だったんですけど、さすがの演技巧者でみんなをぐいぐい引っ張っていってました。
ゆせくんが花代ちゃんと絡んでいる(いや、役的には花代ちゃんに絡まれているw)のは観ていてとても不思議な感じでした。

そのゆせくんは初舞台ながら(身内舞台はノーカウントで)よく頑張っていたと思います。
ここが足りないというところはいろいろあるけど、ちゃんと吉田(議長)として生きていたのが良かったです。
足りないのは舞台俳優としての技術かな。
感情面というかキャラクターをつかんでいるのは問題ないけれど、ボソボソしゃべる時に声が届かない。
大声で話すときはさすがボーカルと思うくらい腹から声が出ていてよく通るのですが、おそらく舞台俳優としての発声の仕方がまだできていない。
そしてこれは演出なのかどうかわからないが、客席にお尻を向けることが多いのが気になりました。
みんなに振り回され、あたふた一所懸命なのが愛らしい吉田というキャラクターはちゃんと作っていましたけどね。
多分経験値の問題。
大阪公演も観に行く予定なのでこれからどう変わっているか楽しみです。

ぶっちゃけますと今回2列目でした。
発券した時2列目という文字見て震えた(笑)。
というわけでめっちゃ顔綺麗、足長すぎと思いながら観ていて時々話が頭に入ってこなかった(おい)。
脚が本当に全身脚なんですよ、わかります?(わからんわ)
三次元見ているとは思えないくらいだったのですが、カテコではける際に一所懸命お手振りしながら動いていたら出口間違えてああ、この人も人間だったわと思いました(笑)。
普通に袖にはけるのではなくて、劇中に使ったドアを開けようとしていたのがポンコツすぎて可愛くて笑ってしまった。

 

グッズはランダムプロマイドとアクスタとプログラムを買いました。

ランダムプロマイド本当にランダムでなかなか目当てが出てこないので追加してしまった(笑)。

 

劇場内カフェのコラボメニュー、ポイズンベリー苺。

苺ソーダにベリーが浮かんでいておいしかったです。