出演者で選びました。
前回の「TOP HAT」では全くダンスがなかった屋良っちのダンスが観たいというのと、久しぶりに梨絵ちゃんと壮麻さんが観たいというのと元宝塚のお三方はみな歌がうまいというのとで。
上演時間は休演なしの2時間強。
「エニシング・ゴーズ」や「キスミーケイト」などが有名なソングライター、コール・ポーターの生涯を彼の音楽とともに綴る物語。
ブロードウェイで一時代を作った作詞作曲家の功績を綴るというシリーズものなのですね。
たった8人の役者によって描かれていたので1人何役もやっていて本当に皆さん器用。
歌が何よりも良かったし、若手の矢田くんや木内くんも思った以上にうまかった。
屋良っちは久しぶりにダンスが観られてやはり巧いなと思ったけれど、どちらかというと歌声が聴かせるもので印象に残った。
途中車いすになったから踊れないしね。
ただ、お話があまり面白くなかった。
洒脱で大人なミュージカルで非常にレベルは高かったけれどもなんというか淡々としているというか。
シーン1つ1つは凝っているのですが起承転結の転がないというか。
ミュージカルというよりショー、コンサートの合間に芝居が入るものと思えばいいのか。
小林さんの演出が合わないのかな。
ただ、いい舞台ではあったと思います。
「Not for me」だっただけで。
しかし、久しぶりに迫力ある梨絵ちゃんの歌声聴いたらドナやってほしいなと思った。
今、マンマやってないけどさー(笑)。