3年ぶりの劇団本公演、39周年記念ということでサンキュー興行。
奥州三代と義経黄金伝説をモチーフにした完全新作のいのうえ歌舞伎。
これは絶対に行きたいと思ったものの何度も先行外れまくりました。
なんとか何回目か忘れたくらいで(本当に忘れたw)当たりましたので行けることになりました。
公演が大阪からスタート、そしてこの前の金曜日が初日でなぜか土曜日が休演日だったためこの回が2公演目。
ということでほぼ初見の人ばかりなので新鮮な雰囲気でした。
大体私が行く頃になると周りがリピーターばかりになっているから次はこうくるのかと反応でわかっちゃうんですよね。
だから、みんなが次どういう展開になるんだろうというわくわくした感じになっているのが楽しかった。
まだ公演が来年まであるので大きなネタバレはしませんが正統派いのうえ歌舞伎でした。
ここで1幕終わりかい?という幕切れで次はどうなることやらと思ったのですが、終わってみれば正統派で面白かった。
あえていえばまだ序盤だからかそんなに遊びはなかったかなという印象(小ネタはちょこちょこありますが)。
終わってみて初めてこのタイトルの意味に気づいたという私(笑)。
初舞台という藤原さくらちゃんが非常に良かった。
思った以上に歌がこの舞台の大きな要素であり、彼女の歌声が本当に良かった。
この歌がなければ舞台が崩れてしまうというくらい重要。
さくらちゃんだけではなくどちらかといえば女性陣の方が印象的でした。
りようさんは生で観るのは初めてでしたが、いちばん魅力的な役で素敵でした。
そして新谷さんが劇団員かと思うくらいの馴染み具合(笑)。
りょうさんと新谷さんのシーンがいちばん好きだったな。
劇団員も男性陣よりよし子さんとかさとみさんとかの方がインパクトありました。
じゅんさんと山内さんはまだ抑え目という印象、さとしさんも。
粟根さんはすごく粟根さんだった(笑)。可愛かった。
新感線4回目という主役の斗真ですが何気に私4作品全部観てる(笑)。
前回のVBBが個人的にはイマイチはまらなかったのですが(あれは中村倫也くんが全部もっていってしまった印象)、今回はすごくはまっていた。
バカで何も考えてなくて流されつつも情に熱い魅力的なキャラクターで華がありました。
1幕1時間35分、2幕1時間45分。
比較的短め・・・と感じるのは麻痺しているのか(笑)。
実際あっという間で楽しかったです。