フレッド・アステアの映画があったことは知っていましたが舞台も映画も観てないので初見です。
ストーリーはないに等しい(笑)。
古典的なボーイミーツガールもの、誤解が誤解を招いてドタバタするが結局誤解が解けてハッピーエンド。
最初からジェリーが名乗っていたら問題がなかったのに(それでは話が終わってしまうけれどw)
いいかげんはよ気付けやーとちょっとイライラするの古典だからなのか。
そしてハッピーエンドじゃなきゃ♪というアラジンのフレーズを思い出したのはアンサンブルがアラジンとかぶっているからか。
とにかくダンスが楽しくて見ごたえある演目でした。
これは本当にアンサンブルの力がないとダメな作品。
タップダンスやペアダンスなどとても楽しかったです。
主演2人はとにかくキュート。
踊る坂本くんを久々に観ましたが、軽やかで魅力的。
歌も安定して巧い。
ミュージカル初挑戦の多部ちゃんが思っていた以上にデキる子だった。
歌は特にソロが弱いとは感じましたが、思った以上に踊れていてびっくり。
かなり稽古をしたんだろうなというのが伝わりました。
そしてかなーり(笑)実年令差あるはずなのにあまり気にならない、お似合いカップルでした。
益岡さんや浅野さんは芝居で魅せる。
浅野さんはいったいどれだけ変装したのだろうか(笑)。
益岡さんの妻役の朝海さんがいい味出していました。
この話の中でいちばん好きなキャラクターw
屋良くんが当て馬役で大仰なイタリア人役だったのですが、踊らない役なのがもったいない。
笑わせるのに頑張っていましたが(実際笑ったけど)あまり彼の良さが出ない役だったので色々もったいないなと感じました。
華やかでおしゃれなミュージカルでした。