雨に濡れてまた違った雰囲気になった。
「はみだしっ子」続編を観に行ってきました。
今回大阪公演があるので千穐楽とはいうもののあまり実感なく。
むしろ私にとっては大阪公演が本番なので今回は始まりという感じ。
今回BUSチームをまだ観ていないので詳しい感想は大阪公演観てからでざっくりとした感想を。
原作からは「残骸踏む音」と「そして門の鍵」の2エピソードからで上演時間1時間半と短め。
短いながらも中身は濃く見ごたえありました。
どちらかというと前回よりも今回の続編の方が好み。
それぞれのチーム4人の絆が更に深まったというの要因かもしれません。
なんというか台詞以外の部分でお互いがお互いを想っているところが伝わってきたのが素敵でした。
TBC→TRKの順で観ましたがあと1チーム観ていないのを差し引いてもおそらくTBCがサブキャラ含めて
いちばんバランスがいいと思いました。
大さんのシドニーと緒方さんのケイトが強烈に印象に残ったため。
つまりこの2人が本役であるTRKでは観られないという・・・。
「残骸踏む音」はキャサリンの為にそしてクレアの為にスケッチブックを届けてあげようとする4人の優しさ、そして閉じ込められたサーニンの気持ちを想像して心を痛めるみんな、アンジ―を思いやるみんな。
それぞれ寄り添っている姿が素敵でした。
ケイトとアンジ―の撮影会は日替わりネタなのでしょうか?特に緒方ケイトと松本アンジ―のやりとりには大笑いした。春夏秋冬って何w?
今回辛いシーンもあるけれど笑いも多かったな。
「そして門の鍵」ではグレアムとアンジーがそれぞれ親ときっちり決別するのに対して、シドニーも血の繋がりから解放されるというくだりが丁寧に描かれていた。
しみじみよくできた話だと感じた。
しかし、大さんも久保くんもシドニーのビジュアル美しすぎて現実に存在する人なのかわからないくらい(笑)。
芳樹さんは今回もアンジ―でも笑いを取っていたな、なんか猪木になっているシーンもあったけど。
もちろんアンジ―の繊細さは本当にとても丁寧に描いていると感じました。
裏役は薬屋さんはビジュアルはコントだったけど意外に普通、でもバスターミナルの男(女w?)は全力で笑わせにきてますね、あれ。
千穐楽なので舞台挨拶あり。
TBCチームの時は開場時間にゲリラ豪雨だったので若手くんたちが「お足下の悪い中・・・」と挨拶をしていたのを
「そうなの?」という顔できょとんとしていた先輩たちが印象的でした。
モギリをしていた子たち(と入口で挨拶していた藤原さん)は知っていてもみんな外に出ていないから知らないんだなあ。
まだ大阪公演が終わってないので完全に終わりというわけではないけれども一区切りというような感じの挨拶が多かったように思います。
芳樹さんがこのチームは解散となりますが、再結成して欲しいというお声をたくさんいただいています、さあアンケートに是非!とおっしゃっていたのがいちばんうけたw
やはりTRKチームで続きも観たいですけどね、次は確実に雪山のシーンですし。
あと芳樹さんでいちばんうけたのは、久保くんがまた天然なことを言っていた時にぶっと漫画のようにふきだして笑っていたところ、
本当に漫画のようなふき出し方であいかわらず久保発言はツボに入るんだなと思った(笑)。
藤原さんが大阪に来られない方が多いと思うのでその時間黙祷してください…って全員ツッコミましたね、心の中で。
それを言うなら「祈ってください」でしょう?
もう一つツッコミは多分ここにいらっしゃる人達の場合大阪に来られる人の方がむしろ多いのではないかというものだったw
前回のカリフォルニア物語に行ってないから久しぶりのライフ本公演でしたがいい劇団だなとしみじみ思う。
作品に対してまっすぐ向き合っている姿が清々しく、劇団ならではの絆が作品に生かされていていいなと素直に感じるところが好きなところだなと。
大阪公演楽しみです。