芸文まで定期欲しくなってきた(笑)。
というわけで2週連続西宮です。

昨年台風で劇場に行けなかったため久しぶりの加藤健一事務所公演です。
レイ・クーニーということでドタバタシチュエーションコメディなのはわかっていましたがいやー笑った笑った。
終始笑いっぱなしでした。
レイ・クーニーものは「パパ、I LOVE YOU!」と「ラン・フォー・ユア・ワイフ」を観たことがありましたが、今までになくいちばんオチがないw
というか唐突に終わるwww
久しぶりになーんにも考えずに笑って終われる、しかも誰も傷つけないコメディなので単純に楽しかったです。

舞台は与党副大臣と、その敵対する野党議員の秘書があいびきしているホテルのスイートルーム。
甘い夜を過ごそうとする2人の前に現われたのは「死体」。
その「死体」を隠すためにドタバタ、この2人は自業自得だけど巻き込まれた副大臣秘書はただただ気の毒(笑)。

主人公与党副大臣役のカトケンさんの次から次へと繰り広げられるでまかせが面白すぎ。
「政治家は嘘つかない!」とか「国会では良く眠れる」という皮肉は更にうけていたような気がする。
愛人役の忍ちゃんが相変わらず達者だったり、秘書役の浅野雅博さんの巻き込まれ具合とだんだん壊れていくところが気の毒なのにおかしすぎだったり。
色々協力するウエイター役の岳大さんは、段々わざと騒動をかき回しているだろうという食えなさがおかしかったり。
みんないい味出していて面白かったです。

しかし、窓がギロチンのようにがちゃんと落ちてくるのはタイミングかなり計算されていると思うとすごいな、下手したら大怪我しますもんね。
クローゼットの部分も凝っているなと思いました。

そしていつ観てもお芝居って面白いなと素直に思えるカンパニーだと思います。