初ミュージカル座です。
元々上京する予定は決まっていたのですが土曜日マチネは何を入れようかなと空けていました。
しばらくして沼尾さんの舞台があるということで気になったのですが、
後から大阪初演のメレブだった山添さんが退団後初めての舞台ということでここに決めた。
「アイーダ」は大阪初演至上主義。
そして濱田アイーダと山添メレブを観るために通っていたといっても過言ではないというくらい大好きなメレブだった。
場所は練馬区光が丘にあるIMAホール。
土地勘ないからあれだけどベッドタウンなんでしょうか。普通の住宅街にある普通のショッピングセンター(モールではなくなんとなくセンターというイメージ)の中にあるホールでした。
しかし、遠かった(笑)!新幹線降りてから遠いわ、ここw
で、初めてのミュージカル座(いっちーが出た「トラブルショー」は観てません、見逃した)だったのですが、
オリジナルなだけにどのように話が転がるかわからないというのもあって面白かった。
他のミュージカルで見かける方もたくさんいらっしゃるので、思ったよりしっかりとした出来。
ただ、人数多いよね(笑)。そこが売りなのかもしれないけれど。
色んな人に見せ場を増やさないといけないからか冗長気味、もう少し削ったらすっきりするのにと思った点も。
うん、ちょっと3時間は長かった。
幼い時に亡くなった母と家系の謎について調べるためにタイムマシーンを発明した主人公がタイムトラベルするお話。
祖先たちのピンチを救う主人公にこれだけ歴史動かして大丈夫(笑)?と思いながらも次々色んな時代を
トラベルしているのはとても面白かったです。
タイタニックでは沼尾さん演じる奥さんも一緒に来て「タイタニック」ごっこするの可愛い♪
で、最後のオチはえーっとそうくる?と素直にびっくり。
役者さんの感想は。
主人公ジョン・テイラー伯爵は畠中洋さん。
直近で拝見したのはジキハイ。最初はカトケンさんの「詩人の恋」。
この「詩人の恋」がとても好きで好きでその時に気になった役者さんです。
いい意味で軽やかでそれでいて重みも出せるという芝居が好き。
この役もとぼけた味わいでありながら最後に切なくさせるところが素敵でした。
奥さん役の沼尾みゆきさん
コンサートやライブでは拝見していたけれど演技をする沼尾さんは退団後初めてでした。
コミカルなところはグリンダ様降臨?とちょっと思った(笑)。
天然なところが可愛くて後ろに座っていた子供たちも読み上げた紙をポイポイしていたシーンはめっちゃうけてた。
そしてしっかりと夫を支えているところが素敵でした。
ソプラノの美しい歌声も堪能できたし、コンサートもいいけれどミュージカルでもまた観たいです。
光枝さんは色んなところで活躍していて舞台をきっちり締めていましたが、いちばん印象的だったのは
シェイクスピア俳優を演じているシーンでさすがだなと感じました。
そして、山添さんの最初のソロフレーズで「ああ、メレブだメレブだ」と一瞬であの頃を思い出させるのすごい。
変わらぬ甘い歌声がたまらなかったです。
アンサンブルなので特に大きな出番がないなと思ったら、これ完全にネタバレなのですが最後にきた。
最後に両親が出会うところにタイムスリップしたのですが、実はジョンのお父さんは女の人がダメな人だった。
跡継ぎが欲しいからジョンのお母さんと結婚したということで他の男に産ませたのがジョン。
今までご先祖様のためにやっていたはずが全くの他人だったのかーというオチでした。
そしてその本当のお父さん役が山添さんでした。
といっても特にラブシーンとかはなかったのですが(笑)、ちょっとした台詞の言い回しとか仕草が好き。
13年ぶりということでしたがこれからの活躍を期待したいと思います。