京都公演千穐楽です。
今回の公演では初日・リハ見の日・千穐楽と3回観に行きました。

結局高井ファントム降臨せず(がっかり)。

今回佐野ファントム・苫田クリスティーヌ・北澤ラウルという組み合わせ。
北澤さんを客席以外で観たのいつ以来か忘れた(笑)。
BBで前予しようと思ったお昼12時にキャス変されていたということもあった(遠い目)。

というわけでお久しぶりの北澤ラウルでしたが、「あのイケメン誰だか知っている?」と言いたくなるくらい(それフィエロ)。
やはりラウルにはときめくものが欲しいの。
演技も歌声もすーっと自然に入ってくるところが好きだなと思いました。

北澤さんも安定感抜群でしたが、苫ちゃんの安定感がすごかった。
初日の苫ちゃんはあまりにもぶっとびすぎてて音も外すこと多々だったのですが(おい)、
今日は苫田劇場になっていなかったのは相手が北澤さんだったというのも大きいのかな。
そしていちばん大きかったのは多分佐野ファントム。

ここ数週間調子が悪いというのは色々なところで見かけていて知っていましたが、
確かにというものでした。
特に一幕。どちらかというと歌はテクニックで何とか聴ける(MOTNで大きく外したくらい)が台詞が辛そう。
逆にファントムの辛さが伝わってくるような気がしましたが。
しかし、二幕。佐野さん歌い切りました、調子が悪いのなんてどうでもええわと思うくらい鬼気迫る迫力がありました。
墓場の三重唄、そしてラストの地下室での三重唱が心打つものでした。
苫ちゃんがすごく佐野さんを支えようとしているのがわかって結果的にファントム寄りのクリスティーヌになっていて
バランスが良かった。
そして初めて墓場のシーンでラウルがいてもいいと思った(笑)。

苫ちゃんだけではなくみんなが佐野さんを支えようというのがひしひしと伝わってくる舞台である意味違う感動がありました。
興行的にはこれだけ調子が悪いのに続投させるのもどうなのかと思うのですが。

千穐楽挨拶は北澤さんでした。
内容はまあ原稿通りなのですがすらすらとよどみなく話す様が素敵でした(何でも素敵といえばいいと思っている)。