関戸さんの名前が間違っている・・・

 

さて日帰りで行ってきましたY's Live第二弾。
場所は前回と同じビルにある同系列のライブハウス。
コンセプトは「鍵盤を主体としたアコースティック」というライブハウスでグランドピアノがどんと置かれていました。
座席もゆったりしていて大人な雰囲気、お昼だったので窓から陽光が射して素敵な空間でした。
伴奏がグランドピアノとサックス(時々クラリネット)というシンプルな編成なのも歌をしっかり聴かせるという意味で良かったです。
芳樹さんの衣装も真っ白なジャケットに黒シャツと素敵でした、

今日のライブはオリジナル曲中心でカバー曲はお馴染み「Gang」と「Squall」と「田園」とあとなんでしたっけ?
昨年1年ずっと出ずっぱりだったのにオリジナル曲を作る時間がどこにあったんだろう?と思ったら、もちろん「深草少将の恋」の時にもだけどウエストエンドで稽古している時や
スモポピの本番中でも合間縫って作っていたそう。
しかも他にイベントや舞台やるたびにオリジナル曲を作りたくなる病気にかかっていたというのがおかしかったです(笑)。
「深草少将の恋」からは本編で使った曲に加えて諸事情で没になった曲も歌ってくれました。
諸事情とは話の流れ的にうまくはまらなかったからだそうですがその「昇(しょう)」という曲が凄く良かったのでもったいないなと思いました。

他には昨年軽井沢演劇部で演った「美しき世界」で作ったというオリジナル曲も。
最初にラフ曲を矢代部長に披露していて「いいわね」となっていたもののそのままなんとなくほったらかしになっていて本格的にこの曲を入れたいと思った時にはもう本番だったと(笑)。
その朗読にはバイオリンの少年が参加していたので彼に弾いてもらいたいというのもあったそうですが結局初日には間に合わなかったと。

オリジナル曲はゲストのF2に提供した曲含めて意外にポジティブで元気になれる曲が多いのが印象的でした。
「ずっと」という曲も素敵だったし、「仮面の少年」は今回のアレンジがいちばん好きです。
しかしなんといってもアンコールの曲「声」がいちばん印象的でした。

歌詞からしてこれは故河内さんへ捧げる曲ですね。
あなたが遺した劇場に僕たちは愛を語り続ける・・・

そしてこれは芳樹さんが劇団に対するある意味宣言なのかなとも思いました。

それにしても、元々うまかったのですが更に深みを感じさせる歌声になっていたのは「ロートレック」の影響が大きいのでしょうか?
今まででいちばん聴きごたえのあるライブであり、歌声に酔いしれました。

前回のゲストはスリーメンメンバーでしたが今回のゲストはF2(フラットフェイス)というユニットを組んだ関戸さんと宇佐見くん。
「Y’s Liveは芳樹さん(そりゃそうだ)と(ピアノの)康輔くん(芳樹さんのライブではお馴染み)と僕の3人だけが2回目なんですよ」とドヤ顔関戸さん可愛い♪
歌ったのはコブクロとゆずの曲3曲と関戸さんソロ(回替わりだったようでこの回は椎名林檎さんの「ここでキスして」)と最後に芳樹さん提供曲「Hey」で全5曲。
「Hey」は「平」ではないそう、でも後から登場した芳樹さんそういう意味も込めていたらしいと話す(笑)。

前半は宇佐見くんがギター弾きながら、後半は関戸さんが弾きながらのデュオだったのですが2人とも頑張れ頑張れと思いながら観ていた。
なんというか文化祭を見に来た保護者の様な心境になっていたw
アルペジオに挑戦する宇佐見くんに対して「石橋を叩いて・・・渡らない」と言いながら最初から投げている関戸さん(笑)。
次回までには頑張るとのことでしたが次回っていつ?
宇佐見くんは演奏していない側の時の方が歌上手でした(笑)。
元々声が高いからゆずやコブクロの曲は合っている。

歌は芝居よりも緊張するといいながら汗かいている2人でしたがトークはさすがに関戸先輩がまわしていて面白い(笑)。
ユニットの名前フラットフェイスは平たい顔というところから。
関戸さんは自分が先輩になったのでみんなあまり弄ってくれなくなったけれど昔は石飛さんや林さんに弄られまくっていたと。
塩顔というより出汁顔ってひどい(笑)。
宇佐見くんも天守物語の時に鬘つける前デコ出しで眉も肌色にしていたから「小梅ばあさんか!」と林さんにつっこまれたとか。
でも林さんにディスられても面白くて嬉しかったという2人。
今はなかなかそういう人いなさそうですね。
オリジナル曲を作ってもらったのは宇佐見くんが今回初めてということだけれども関戸さんは雪月花以外にも高校時代文通友達の友達に作ってもらったことがあると。
歌詞は黒歴史だから発表できないそうです(笑)。

そういえば「卒塔婆小町/深草少将の恋」の曲をたくさんやるというのに2人が老婆の相手役詩人であるということに気づいていなかったという芳樹さん(笑)。
私はそれもあってオファーしたのかと思っていたよ。
宇佐見くんも「僕も1週間前に気づきました」というのでつっこみまくる関戸さんでありました。

最後の最後に全員で歌って終わりだったのですが、芳樹さんにライブの感想聞かれた関戸さんは「芳樹さんとコンビ組みたいと思ってもらえるように頑張りたい」というもので
「うさちゃんこんなこと言っているけれど?」と宇佐見くんにふる芳樹さん。
宇佐見くんは「芳樹さんにとられないように頑張ります」だった(笑)。

ところでこれだけオリジナル曲できたんだからCD販売してください!