東京千穐楽の翌週は2年ぶりの大阪公演。
トーマやアドルフではドラマシティだったのですが、今回は福島にあるABCホールにて。
ほたるまちには何度か行ったことはありましたがABCホールに行くのは初めてでした。

 

リバーサイドにあります。

2008年に引っ越してきた(大淀にあった時の印象の方が強い)ということでまだ綺麗なホール。
キャパは約300人ということでサンモールと同じくらいなのかな?
しかし段差があったのでそれよりも大きく思えた。
間口が広いというのもあるかな。
観やすくていいホールでした、お尻は痛かったけど(笑)。
段差があるからかオブジェの存在意義がサンモールより効果的でした。
黒い目の男を撃った後オブジェに向かって歩く様が卵の殻に戻るかのように見えた。
そして、卵の殻からの独白シーンが照明の効果もあってより神秘的。
東京で観た時に比べてすとんとはまる部分があり、このホールでも観られて良かったです。

役者たちは勝手が違うからか少しやりにくそうなところも見えました。
踊り子ちゃんたちも東京の時の方がキレあったかな、少し踊りにくそうだった。

アドルフの時にも思いましたが、東京と大阪で反応が違っていて面白い。
どちらかというと大阪の方がゲラ(笑)。
追いかけっこやルイーズとマルシャンのダンスなどは東京でも笑いあったと思うのですが、
お着替えシーンでも笑いが起きていたのでびっくりしました。
しかし、あのシーン松本さんはほぼ一人で着替えているけれど、芳樹さんはマルシャンにもルイーズにもかなり構われてますよね(笑)。
反応がいいからか、岩﨑マルシャンが松本ラウルの髪をくしゃくしゃーってするの多めにくしゃくしゃーってしててうけてて可愛かった。
もちろん「マルシャンマジシャン」も大うけです、久保ルイーズが「天才♪」というのにもうけてた(笑)。
そう、反応がいいからか色々アドリブ入れてましたね。
バスク爺さんが笠原マルシャンと話をしている時に「えっなんてー?」と聞き返していて笠原さんが挨拶の時に「まさか聞き返されるとは思わなかった」とも(笑)。

マチネはRチーム、ソワレはNチームでした。

知らない人たちが知らない人たちを殺すという虚しさ。
「つかまって殺される…僕の知らない人たち。誰が殺すの…それも僕の知らない人たち」という芳樹さんのセリフ回し本当にうまいよなあと感じ入った。

あと好きなのは笠原さんの「元気出しなさい」の言い方が本当に温かくて好き。

このセリフの言い方はこっちの方があっちの方が好きとか他にも色々あったんですが書ききれないんで略(笑)。

Rチームの千秋楽挨拶(初日にして千秋楽w)はソワレがあるのでみんな短め。
船戸さんが「また大阪で散財してしまった」とかのたまってたことと(アドルフの時も言ってたようなw)、奥田さんが松本さんより先にしゃべろうとして前に出てしまい、「あっそうか」とまた引っ込んだところがおかしかった。
この時松本さんが裏役でしかも期が奥田さんより下だから松本さんが先なのね、とこういったところ体育会系だなといつも思うのであります。
メイン3人は最後なので長めでしたが。
久保くんが感極まってグダグダだったのですが(デフォw)、芳樹さんも東京の時より感極まっていたような気がします。
「ラウルがかわいそうでかわいそうでかわいそうで」と繰り返していたのが印象的でした。
そしてそんな3人のチームを「ファジーなチーム」と自称する笠原さん。
うん、確かにファジーそう(笑)。
で、グダグダな久保くんに「皆さんに感謝していると言いたかったんだよね」と代弁してくれる笠原さん優しい。
マルシャンマジシャンテクニシャン(テクニシャンは余計w)。
「はいっ」と元気なお返事久保くんに対して「そこは違いますと言ってほしかった」と茶々入れる奥田さんがおかしかった。
じゃあ感謝の言葉を述べようかと促された久保くん大きな声で「感謝っ!」
みんなずっこけるw

Nチームの千秋楽挨拶は吉成くんから「人生初のダンスでしたが厳しい・・・厳しくもあたたかい先輩たちのおかげで」と笑わせに来てました(本人は笑わすつもりなかったのかもだけど)。
その次の江口くんは「お腹すきましたー」と天然さ炸裂(と思っていたら翌日はもっとひどかったわけだけどw)。
おかしかったのは芳樹さんも「僕もお腹がすきました」とのっかったところですね。
久保くんは「感謝!感謝!感謝!」と本当にそれだけしか言わなかった。
マチネ観ていない人には意味不明すぎるwww

船戸さんはポールに翻弄されて困ったというのを翌日話しますというのと(芳樹さんも明日話すと言ってた)言ってて確かにこのネタ翌日にやったのですが、澤井くんが「リリーがはけるとバスク爺さんが裏で嫌らしい目で見てきます、それは明日話します」と言ってたのですがそのネタなかった。
すごく気になる(笑)。
そんな風に翌日のイベント予告をする人も多かったが、藤原さんが「当日券あります、なんなら1つの席に5人くらい座っていただいても」というのおかしすぎる、嫌だ(笑)。

いちばん印象的なのは「ラウルがハムを持って帰った時に海司さんにお帰りと言ってもらうのが回重ねる度に温かくて幸せな気分になっていた」という松本さんと、「松本くんがそういう表情をしていたのがなぜか今わかりました」という曽世さん。
この微笑ましいやりとりを見てチームごとで演技のアプローチや解釈が全然違うんだなと改めて感じました。
そりゃ同じ脚本で色合いが全然変わる筈だ。それがまた面白い。

今回大阪はN2回、R1回だったのですがそれに加えてNチームはゲネプロもやったので1回余分にやったそう。
「えっそうだったっけ?」ととぼける笠原さんは笠原さんであった(笑)。

そして2年ぶりでお待たせした大阪公演、また近いうちに戻ってこれるように頑張りたいという藤原さんの言葉嬉しかった。
Rチームの時は東京・大阪・名古屋3大ベルトラインとかなんとか言ってたかな(笑)。
地方公演も大事にしてくれるのは地元民としては本当に嬉しいことです。

そんな「エッグ・スタンド」でした。