↑キャスボ撮ったけど光ってたんでキャストシート撮り直し(笑)。
先週末、マチソワマチソワしてきました。
内訳は土曜マチネ「エクウス」、ソワレ「ジャージーボーイズ」RED。
日曜マチネ「bare」、ソワレ「LOVE ON THE FLOOR」 。
観たいものが多すぎる(笑)。
一往復で全部観るにはどうすればいいか考えた結果でした。
まずは四季は日曜ソワレはない。
大ちゃんの舞台は日曜ソワレがあって開演時間も比較的早いし、上演時間もそんなに長くないだろう。
JBは藤岡くんが観たい、bareは最優先言わずもがな。
そんなわけでまるでパズルのよう。
さすがに詰め込みすぎると脳内の容量オーバーしそうでした(笑)。
では時系列に「エクウス」から。
とても気になっていた作品ですが今回が初見です。
始まる前からの張りつめた緊張感、どこからどこまでが正常であり異常なのかわからない世界観がとても好みでした。
そして馬の息遣い、汗、藁の匂いが感じられ、情景が目に浮かぶようでした。
舞台セットの効果もあるだろうけど、観客も陪審員…というより観客も裁かれているように感じさせられた。
ステージシートだともっと強く感じるだろうな。
また、盆の使い方や照明、馬のフォルムなどがこの舞台の世界を作り上げるのに効果的だったように思います。
この舞台のキーは馬がどれだけ美しくて神々しいかにあるかと思うのですが、本当にただただ美しかったです。
蹄の音がまた独特な世界を構築していた。
アランと馬の絡みは官能的なのに、アランとジルはそうでもない(初見だけどこういうシーンがあるのは知ってる)のも対比させているのかなと思う。
グヨルさん色っぽかった、ドキドキした(笑)。
味方さんはさすがです。
なぜ、ダイサートがキャスト表で最初なんだろうと思っていましたがこれはダイサートの葛藤の話でもあったんですね。
横井くんはまっすぐ体当たり、そして瑞々しい演技が良かったです。
本当に最後まで倒れないかどうか心配なくらい(笑)。
2人のもがき、そして丁々発止なやりとりが緊迫感あり最後まで息吸うことを忘れるほどでした。
日下さんでも観たかったなと思いましたが、味方さんの演技の中に時折日下さんっぽいところがあったような気がします。
両親とアランとの関係性や描かれ方も面白かった。
志村さんが絶品だった。
もちろん脇を固めていた皆さんは元々ストプレやっていた方なのでうまいんだけど、いちばんうまいなと思わせたのが志村さんでした。
父の持つ多面性(ネタバレになるのでこの程度の表現で)を丁寧に演じ、そしてこの緊迫感ある空気の中くすっと笑わせることができる緩急の良さがさすがでした。
そして四季ももっとストプレやって欲しい。
今回が2年以上ぶりだということに驚きました。
元々ストプレから始まった劇団ですしね。
今回横井くんも松山さんも良かったから若手にもストプレやって欲しい。
とはいうもののいちばん観たいのが「スルース」(笑)。