感想をブログに書いてはいませんがお友達に勧められて7月に「GQ」を観に行きました。
感想書いていないのは非常に難解でダンス素人にはどう書けばいいのかわからんかったから(笑)。
とにかくダンサーたちのバトルがものすごかったのですが、その中で印象に残ったのは新上裕也さん、大野幸人くん、元ミストフェリーズでお馴染みシャオチャン、そして吉本真悟さん。
ある意味わかりやすい人です、私(笑)。
その中でも吉本さんの醸し出す雰囲気がすごく気になった。
新上さんのオラオラオラー(笑)と前に出てくる感じで圧倒するのと違って、柔らかい雰囲気ながらも何か含まれているような不思議な雰囲気。
そしてきっと技術的に難しいんだろうということをさらっと見せるような感じ。

そんなわけでその時に京都でまた彼らの公演があるということで気になっていました。
吉本さん、シャオチャン、幸人くん3人のプログラムと吉本さんのソロプログラムの二本立て。
どちらも気になりましたが、日程と時間の都合上ソロプログラム「HAPPY DAYS」のみ観劇。

場所は京都府立府民ホールアルティ。
以前カトケンさんの舞台を観に行って以来なのでいったい何年振りか忘れた(笑)。
京都御所の近くでちょうどこの時期は御所が一般公開されていて御所に向かう人多し。
とりあえず春秋座よりはずーっと近かったということをお知らせいたします(笑)。

感想はというと非常に書きにくい(笑)。
ネガティブな意味ではなく難しくて。
80分間、彼一人のパフォーマンスで魅せることができるのがとにかくすごい。
タイトルの「HAPPY~」と飄々とした表情のチラシ写真から想像していたほのぼのさと展開が違っていていい意味で驚きました。
最初はニッポンに来た外国人が初めてのニッポンに驚きドタバタというコミカルな感じだったのでこの調子で続くかと思ったら後半がすごかった。
観た直後よりもこうして書いている今の方が色々感じ入るものがあります、引きずる。
夏に観た「ライムライト」にテイストが似ているなと思ったら演出が同じ荻田さんだった(笑)。
というか、先週観た「CHESS」も荻田さんだよ!どんなけオギーづいているんだよ(笑)。

ダンスは本当に当たり前ながら見応えあります。
特に後半のダンスは見入ってしまったのですが、吊皮使って電車に乗っておっとっとなところとかエプロン姿でお料理しながら踊っているところは本当に何気なくやっているように見えてすごく難しいことやってるんだろうな。
それがめちゃめちゃ可愛かったです。

なんといっても津軽海峡冬景色とバレエのコラボ。
あの曲でバレエというのもすごいけれど、歌が破壊的過ぎて大爆笑でした。
本当に音痴なんですか?どうなんですか(笑)?
ああいう風に歌えるのもある意味才能・・・
破壊的な歌にやたらと綺麗なバレエ。

すごいコラボだった。

7月に観た時にひっかかったもの。

踊っていない時の表現力もすごいんだということに気づきました。
特に後半の闇の表現は素晴らしかった。ダンサーであり、彼はアクターでもあるんだと。
前半とフワフワ可愛らしいのと一変した後半がものすごかった。
同一人物とは思えないくらい。

80分間不思議な世界を堪能することができました。
これ、もう一度観て見逃したところを観てみたい。