奇しくも二週連続芳樹さん。

だってヨッキー(ヨッキーって言うなw)が関西にいるの珍しいんだもの。
そりゃいかなあきまへんがな(エセ関西弁)というわけでいそいそとお出かけいたしました。

この演目は昨夏初めて観て今回二度目です。
その時は宮崎総子さんもご健在で(とはいうもののテレビや写真で観るよりとても痩せてらっしゃった)、お母さん役を演じていらっしゃいました。
本当はこの関西名古屋ツアーも宮崎さんが出演される予定だったそうです。
お母さん役は恭子さんの愛弟子だったという元無名塾の山下智子さん。
前回はト書きの部分は仲代さんと芳樹さんで割り振っていましたが(本業役者ではない宮崎さんにはお母さん役だけにされていたのだろう)、今回山下さんともう一方増田将也さんにほぼ割り振られていたため、お二人のパートは前回より少な目でした。

場所は千里中央駅から徒歩10分のライブスペースがあるカフェバー。
地図を見てとりあえず新御堂筋沿いを北に上ればいいのね、と軽く考えたら途中坂道でハイキング状態(笑)。
徒歩10分って書いてたけどうーん、もっと掛かったよ。
というかここ車で行くところなのねというところでした(歩いている人が周りにいなかったので)。

ティーセット付きだったので紅茶とお菓子をいただいている間に開演。

芳樹さんは髪を切っていらっしゃいました。
少し七三?八二?分けでぴしっと整えられていました。

耳が見えるくらいですのでかなり短くとてもすっきりした髪型で更に麗しゅうございました。
関西弁で言うとしゅっとしてた(笑)。

仲代さんは昨夏拝見した時も細いなと思っていましたが更に痩せてらっしゃったような・・・。
そんな座長を周りがしっかり支えている様子が伺えてとても強い絆を感じました。

ストーリーは前回 を参照。
やはり治雄さんの話のくだりがいちばん胸締め付けられました。
治雄さんを演じる芳樹さんの慟哭が本当に胸うたれた。
後は「絶対」のところが印象に残っています。
人は絶対死ぬ、それだけは確かだ。

でもそれ以外に「絶対」はないのだというお父さんの言葉には色んな意味が込められていたのだろうと感じます。

前回仲代さんの歌う「銀の龍の背に乗って」がいちばん印象に残っていたのですが、今回は更に心に染み入る歌声でした。
他には「防人の詩」も。元々この曲は好きだというのもあるけれど。

芳樹さんは前回はソロパートがあったのが「翼をください」だけでしたが、今回は岡林信康さんの「私たちの望むものは」もソロで。
私の世代からだとだいぶ上で名前しか知らなかったので初めて聴く曲でしたが、芳樹さんの歌声は優しくて力強くてじわじわと胸に沁みました。

最後の挨拶。

仲代さんから「東京の人気劇団スタジオライフのトップ俳優さんなのに、東京から来ていただいて」と紹介されて呼ばれた芳樹さん。
第一声が「東京の!人気劇団スタジオライフの!トップ俳優山本芳樹です」と自分で言ってた(笑)。
ちゃっかりそういうところは拾うのねwww
もちろん「いやいや、そんなことはないですないです」と後から否定していましたが、いやきっと自覚は有る筈だw
しかしそこで笑いを取った後、しっかりとまとめた挨拶をされていらっしゃいました。
外部では完璧な標準語でしっかりした挨拶してはるのを見るとやっぱり中では甘やかされてると思うのである(おい)。