遠征2日目マチネはメンフィス。
というか、メンフィス観たくてこのスケジュールだったという(笑)。
なんで大阪公演ないんだよおおおおお(地方民の嘆き)。

基本的に四季劇場以外の劇場はわからないのでこちらも初めましての劇場赤坂ACTシアター。
しかし、迷わず(駅直結なので迷うところがない)行けましたよー。
元々赤坂ミュージカル劇場ということですがその時の中の構造はどうだったんだろう?
2階が入口で不思議な構造だなと思いました。
隣のBizタワーでランチしてから向かったためつながっている2階から渡って行ったのでまだ楽だったのですが、普通に1階から行くと階段を上らされるという・・・。
そして物販やコインロッカーなどが2階、飲食物販売などは1階という不思議さ(というかめんどくさいw)。
ロビーも狭いので人を避けるのに苦労する。
そしていつも思うのですが2階席は四季劇場がいちばんいいな。

さて、いちばんの目当ては濱田めぐみさんでした。
しかし、終わってからいちばん印象に残ったのは山本耕史さんの方でした。
濱田さんは退団以後いちばんの当たり役であるのは間違いないというくらい歌姫ぶり。
これだけ歌いこなせる人は私、やっぱり思いつかない。
が、それ以上に彼の役者としての底力を強く感じた作品であったように思います。
役を自分に引き寄せる力量があるからこそ観ている方も舞台に惹きこまれたように思います。

予習してませんので(基本予習はしない)、想像していたのとはちょっと違った。
ポスターで見た感じと濱田さんの役柄が思ったのとは違っていたというのもありましたが、もっと胸締め付けられるような悲恋物語かと(WSSのような)思っていました。
もちろん人種差別問題などはらんでいるけれど、思ったよりはそのへんは薄味。
ストーリー的にはいろいろつっこみどころあるというか少し「ん?」と思うところもあったのですが、それは山本ヒューイがぐいぐい話をひっぱっていっているのと音楽の洪水で立ち止まっている間がないので。

とにかく音楽の洪水が心地よかったです。
あとは吉原さんもそうですがアンサンブルも元四季さんが多く、その他いいめぐちゃんや秋山エリサちゃんなど知っている人が多くて目が足りない。
ダンスはなんというか元四季が多いからかやっぱり四季っぽかった(笑)。

統率がとれているというか。
いちばん目を惹いたのはやはり俊さん。
退団して多分初めて観るとは思うのですがとにかく目立ってた。
再び観ることができて嬉しかったなあ、「アイーダ」の一枠さん大好きでした。
ゾーザー様はちっこかったけど(笑)。
「アイーダ」やろうぜ、「アイーダ」。

吉原さんやハラシンさんもいるからLKもできるよ、ここで(笑)。

エンディングはヒューイの夢の中なのかな。

あれれと思っている間に終わってしまった(笑)。

ただ一点。
どうしても話にのりきれなかったのは濱田さんとジェロさんが兄妹であることの違和感。
西洋では白人役は白人、黒人役は黒人でないと難しいでしょうが、日本ではもともとどっちでもないからどっちでもできるわけで。
ただ、その中に本物の黒人と東洋人が血をわけた兄妹という役だとやはり見た目的に違和感あるんですよね。
JAY’EDさんのような役(ポジション)だとそんなに違和感ないんだけど。
吉原さんと役が逆でも良かったんじゃないかな。
それか、ヨネとか(これは単に私の好み)。
そして、ソウルフルな見た目に対して誰よりも歌がソウルフルでなかったのもなあ(演技については何も言いません)。

色々書いてしまいましたがもう一度観たいなと思うくらいは楽しかったです。
終わった時の感想は「なんかすごかった」(ひらがなで書きたくなるほど放心した)。
これを東京と福岡だけなのはもったいない。

そんなわけで再演は大阪でもよろしく!