時間前後しますが、3連休の初日は「モーツァルト!」に行ってました。
初演でのアッキーヴォルフが強烈な印象でそれが忘れられず、再演も観ましたがアッキーが抜けてからは封印していました。
ただ、井上くんがラストであるということと曲が大好きなので、(あまり1回観ただけでは曲が記憶に残らない方なのですがM!は最初から頭に残った)やっぱり観に行こうと腰をあげました。
予算とスケジュールの関係上、観るのは1回きり。
というわけでWキャストは観たい方を選んだ結果この日に。
結論から申し上げますと観に来て良かったー。
やはりカリスマ性と破天荒な天才ぶりがはまっていたのはアッキーだという結論には変わりません。
ただ、井上くんはまた独自のアプローチでヴォルフをとらえていてそこがいいなと思いました。
みんな違ってみんないい(by金子みすゞ)。
キーがつらそうだなあという部分は多少あって途中気になったところはあったけれど、話が進んでいくにつれて歌に心が入っているので惹きこまれてしまいました。
全く違った魅力のあるヴォルフでした。
天才部分のアマデと一人の人間であるヴォルフの対比が井上くんバージョンでは強かった。
そして父と子の関係性がとても色濃かったのが印象的でした。
また全然違った世界が観られたのが収穫でありました。
ところで私の中でミュージカル一幕ラストで好きなBEST3にM!の「影を逃れて」が入るのですが、今回もゾクゾクときた。
もうここだけでもわたしゃ生きててよかったわいと思うのであります(誰やねん)。
ちなみにあと2つはアイーダの「ヌビア」とウィキッドの「DG」(余談です)。
そして前回観た香寿さんの「星から降る金」をもう一度聴きたいとずっと思っていたのが、今回また聴けたのが良かったです。
本当に素敵な深みのある歌声で心揺さぶられました。
あとはソニンちゃんのコンスタンツェが良かった。
今まで観たコンスの中でいちばん好きだ。
歌に説得力があるというのがいちばん大きかったです、香寿さんもだけど。
今回、不満なキャストが誰一人いなかったというのはとても大きいな(いつもは多少ある)。
祐一郎さんはクンツェ・リーヴァイコンサート以来だったのですが声がその時より戻っていた!
良かった!
そしてあの例のシーンが前観た時よりもノリノリだった(笑)。面白すぎた。
いつもあのシーンっているの?って思うんだけど楽しそうだからいいや(笑)。
いい観劇初めとなりました。