2010年から大阪で催されているオムニバスミュージカルライブが10回目記念ということで沼尾みゆきさんと木村花代さんをゲストに迎えました!
ということだそうですが10回もやってはるなんて全然知らなかった(笑)。
お二人がゲストでしかも大阪でしかないということでチケット取りました。
まずはHPから先着順で指定席申込みだったのですが、ページによって0時と書いていたり10時と書いていたりでどっちが正しいのかわからない(笑)。
とりあえず0時きっかりにアクセスしたら申込みできましたのでなんとか指定席で観ることができました。
それから場所!行ったことも聞いたこともない会場。
小劇場慣れしてないもので知らないんですよ。
弁天町といえば地下鉄乗換に使うか、昔Poolsに行ったきりで全く馴染みなくてそんなところに劇場あるの?
今回ご一緒した方々が前日も観ていらっしゃったので道がわかっていたから助かりました。
なかなかゴールが見えてこなくて1人だととても心折れそうになるくらい。
本当になーんにもないところでした(笑)。
このあたりは工場地帯であと倉庫が多い。この劇場も倉庫を改装したような劇場でした。
というわけで音響はやはりこもった感じになるのは仕方ないかな。
さて本題。
1幕は「アナと雪の女王」。2幕は「ウィキッド」という二部構成。
本当にそれらのナンバーしかありません(回替わり曲を除いて・笑)。
衣装もちゃんとそれなりに用意されていて(文化祭の出し物のような衣装ではありましたが)アンサンブルも入るのでコンサートでもなく、それでいてミュージカルでもないという不思議な感覚を味わうライブでした。
まずは開幕前にマナー講座コント(笑)。
奈良坂さんと今回ストーリーテラーという名のMC担当である可知寛子さんがマナーの悪いヤンキーカップルに扮してもう一人のMC担当の武隈史子さんがつっこむというものでして、ところどころだだ滑りして頑張れーとなった(笑)。
【1幕】
1.雪だるまつくろう
チビアナとチビエルサはアンサンブルの方。
大きくなってから、花代アナに沼尾エルサでした。
いや、多分大きくなってから出てくるんだろうなとは思っていたけれどいつ出てくるんだろうとドキドキした(笑)。
チビアナが2回出てから成長したアナという流れだったんですが、チビアナの役の方はちゃんと1回目と2回目成長した様を演じ分けていて良かったです。
そして1曲終わるごとにストーリーテラーのお二人が登場であらすじ紹介してちょこっとした笑いを入れつつのトーク。
ぶちぶち流れが切れるのがミュージカルでもなく普通のコンサートでもないなあという印象を受けたのかな。
こういうもんだと思って観てたらそれはそれで面白かったけど(笑)。
2.生まれてはじめて
これは「雪だるまつくろう」でもそうですが花代ちゃんの伸びやかで愛らしい歌声が際立ちます。
沼尾さんは「開くのだ、門を」がきつそうだったので苦手な音域なのかなと感じました。
3.とびら開けて
「リアル夫婦による」という紹介通り、花代アナと奈良坂ハンス王子です。
リア充甚だしい(笑)。
「サンドイッチ」のところは大阪ということで「たこ焼き」、最後に「結婚してくれ」には「ちょっと考えさせて」というアドリブ入りでした。
4.あこがれの夏
主宰の村上さんがオラフ(バベット付)でその後ろでバレリーナの衣装を着けたダンサーが踊るんですが。 四季ってやっぱりすごいんだなと思った(爆)。
ダンスもそうなんですけど四季ダンサーの鍛え上げられた肉体美(女性も含めて)を見慣れているのでちょっと目を疑う方も・・・。
5.生まれてはじめて(リプライズ)
1幕で一番良かったと思ったのはここ。二人のデュエットの迫力がすごかった。
そして最後の沼尾さんが迫力満点でまた良かった。
6.愛さえあれば
トロールナンバーで英語版のCDを流してダンスのみ。
えっと・・・四季ってやっぱりすごいんだなと思った(リプライズ)。
7.Let it Go
順番バラバラだが最後はやはりこれでしょうというわけで沼尾エルサのれりごー。
やはりキーがあっていないからか辛そう。
ただ、おそらく普段のソロコンではされないだろうからレアなものが聴けました。
幕間直後は回替わり曲。
この回は沼尾さんのオリジナル「星の帰り道」。
これは本当に良かった。オリジナルなだけに歌い慣れているというのもあるけれど、優しい歌声に癒されます。
そして2幕は皆さんお待ちかね「ウィキッド」ナンバー満載。
【2幕】
1.シズ大学
これはアンサンブルがいないと難しい曲。
花代ちゃんもグリンダでしたが、オリキャス沼尾さんが当然グリンダ。
花代ちゃんはエルフィーでした。
1幕より2幕の方が衣装のクオリティーが高かった(笑)。
2.大嫌い
これも一人でやるのは難しいので観られて嬉しかった。
曲が終わるごとにMCのお二人が「本物がいるよー本物ー」とおっしゃっていましたが、きっと会場にいた人達みんなが「本物がいるーー」と思っていたことでしょう(笑)。
「とにかーくー♪」の流れが生で再び聴けたのが嬉しかった(マニアック?)。
3.魔法使いと私
実は麻美エルフィーは未見なのですが麻美ちゃんっぽいなとちょっと思った。
4.ポピュラー
かーわーーいーいーーーーーー!!!
グリンダ様がいる!そこにグリンダ様が!
この曲って音程がコロコロ変わるのにそれに加えて色々小芝居が入るので難しい曲だと思うのですが本当に沼尾グリンダ様完璧!
5.自由を求めて(Defying Gravity)
花代エルフィーありだと思います(断言)!
金曜日の方が良かったということですが十分心動かされました。
そしてやっぱり花代ちゃんは芝居がうまいんだよね。
本当に何でもできる人なんだなあと思いました。
6.For Good
もちろんこの曲がないと終われません!
というか終るの早っ(笑)!
本当にあっという間でした。
最後にエメラルドシティーがアンコールでした。
もちろんこの2幕も1曲ごとにトークが入るのですが、
2幕の方が色々お二人のネタが入って面白かった。
どこでどう入ったのか覚えてないんですが。
〇「花代さんすごい」というお二人に幕の後ろから「ありがとー」
と関西弁のイントネーションで答える男前花代ちゃん。
〇前日終わった後、主催の村上さんがドレス姿の沼尾さんをほめたら「着る?」と真顔で言っていたのがおかしかったという話(笑)。
〇沼尾さんの趣味は観葉植物を育てること。花代ちゃんはすぐに花を枯らせてしまう(笑)。
〇「ミス・サイゴン」キャスト(演目名は言わなかったけど)でボーリング大会に行った話。
花代ちゃんがぶっちぎりで優勝してしまったという男前さ。
〇花代さんもグリンダだったんですよねーという話から、幕の後ろで「5回!」と答える花代ちゃん。衛兵さんも本物なんですよねーという話から、「15回!」と答える奈良坂さん(笑)。
〇ダシの概念がないほど料理をしない花代ちゃん。今年に入って初めて料理をしたのが皆既月食の日(笑)。得意なのはお好み焼きとたこ焼き。混ぜて焼くだけw
他にはこの演目のタイトルが「MUSICAL NIGHTS」なのに今昼ですよねというのが可知さんのツボに入ったらしく「ミュージカルヌーンミュージカルヌーン」と連呼してた(笑)。
休憩を入れても2時間ないくらいあっという間なライブでした。
同じ役をキャスティングされることが多かったお二人なので同時に観られるのがレアでとても楽しかったです。
こんなに近い空間で味わえていいのっていうくらい贅沢さ。
そして沼尾さんは回を重ねるごとに熟していくタイプ。
花代ちゃんは最初からぱっとできちゃうタイプ。
という資質の違いを改めて感じました。
そこがまた興味深かったです。
個人的にはウィキッド全部通しても良かったんだけど(笑)。
というくらい2幕が圧倒的に良かった。