ファントム大阪初日観てきました。
レディ・ベス以来の梅芸!
というかどう考えても今の私はハービスより茶屋町に行く方が多いという…
というか今年ハービスに行ってないという(苦笑)。
アーサー・コピット脚本でモーリー・イェストン音楽ということで宝塚版と同じですね。
宝塚のファントムは一度しか観てないのでどうだったのか忘れているところが多かったのですが段々ああそういえばこんなシーンあった!とか思い出しながら観てました。
いちばん印象的なのが「仮面をとってくれ」と言っておきながらいざ取るときゃあああと逃げるクリスティーヌひでえええというところだった(笑)。
全体的な感想としてはおどろおどろしくない。明るい。
二幕はそれなりに葛藤や苦悩など描かれていましたが、一幕ではえっと悩んでる?ファントム?とか思ってしまった(笑)。
とにかくこの城田くんのファントムはクリスティーヌ好き好き好き好きーで、デレすぎなのがもう本当に可愛い。
全くの子供なファントムでまた新しいファントムを観たという感じをうけました。
また、ブケーを殺すくだりでは「だって僕の邪魔したんだから仕方ないじゃん」と言わんばかりの全く罪悪感を覚えていないところが無邪気で残酷な幼児性を感じた。
最後まで大人になれなかったファントムが悲劇的だったように思います。
宝塚版ではもう少しファントムは大人だったように思ったのだが。
歌は声量がもう少し欲しいなあ、カリスマ的なところが感じられる部分がもう少しあったらなあとも思いましたが概ね安定していて聴きやすかったです。
クリスティーヌの山下リオちゃんは普通のヒロインとしての歌は及第点でしたが、クリスティーヌとしてはやはり弱い。
ファントムを魅了した歌声というところに説得力がないと話に入り込むのが厳しい。
ただ、堂々とした演技で初舞台とは思えない度胸がありました。
綺麗な声なのでそれこそもっと経験を積んだらまた良くなるんじゃないかという可能性を感じた。
あと、意外にお姉さんにはそんなに似ていないなあとも思った。
その他、マルシアさんのカルロッタが可愛らしくて。悪いんだけど可愛い。
カルロッタの歌声に負けてるよね、クリスティーヌ。
フィリップ伯爵の方は初舞台な方なんでしょうか。
歌の人みたいですがそこまで聴かせるシーンもなく…
ここまで空気なのも観たことないというくらい(LNDのラウル以上に空気だった)。
キャリエールは演技は悪くないけれど、やはりミュージカル歌唱ができる人が良かった。
久しぶりに吉田栄作さんを観たような気がする(生では初めてだけど)。
アンサンブルで気になったのが若き日のキャリエールを演じた方。
ダンスとマイムで表現されていてそれがすごく綺麗で気になったので検索したら青山航士さんという方でした。
ぶっちゃけ歌的には今年観たミュージカルの中でいちばん物足りないです(ぶっちゃけた)。
脇にもう少し歌うまさんで固めてほしかったなと思うも(他歌えるのってコング桑田さんくらい?)意外に楽しめたのはまた違ったファントムが観られたことかな。
なんだかんだいってファントム好きなのだ。
初日だったため池田市出身(自分でおっしゃってた・笑)のコングさんの合図の元、フォトセッションということでカテコ撮影OKタイムがありました。
そんなイベントがあることを知らなかったので、携帯の電源切っていたのを立ち上げるのに必死。
まともな写真が撮れなかったよ(笑)。