大阪はこの日のマチソワ2公演のみです。
はい、スリル・ミーの時と同じ。
日程が出た時に浦井くんとカッキーか、観たいなあ。
でも平日だから行けないやと思い込んでいましたが、この日から盆休みに入ってるやんと気づいたのはつい最近(笑)。
東京での評判をチェックした上、直近でチケットを取りました。
ストーリーはブロードウェイを目指してミュージカルを作ろうと思い立つ作家2人が 、自分たちがミュージカルを作る過程をそのまま脚本にしようと思いつく。
そして2人とその女友達2人の4人で作り上げていく・・・というもの。
出演者は俳優4人+キーボード村井さん(時々芝居に巻き込まれる)の5人のみ。
この舞台の楽しみ方は内輪ネタといってもいいくらいのネタオンパレードをどれだけ楽しめるかというもの。 つまり逆にいうとこれらのネタがわからない人にはさっぱり面白くない(笑)。
これだけ非ミュージカルファンおいてけぼりなミュージカルは初めて観たw
ストーリーは正直浅くてラストはそういうおとしどころしかないだろうなあって感じでした。
だから正直ラストにかけて少しシリアスになったところは退屈を覚えたのも事実。
きっちり本筋があってのネタ満載だったら面白いけれど、どちらかというとネタ自体がメインディッシュのようで。
決して面白くなかったわけではないんですがそのへんが不満かな。
どこからどこまでアドリブだろうと思って観ていたのですが多分ほとんど台本通りでしょうね。
ご当地ネタはたっぷり入れてきてましたけど。
海遊館にだるまにやまもとのネギ焼きに「大阪では上沼恵美子とハイヒールモモコに逆らっちゃダメ」とか
道頓堀とかあとはカッキーのうさんくさい関西弁とか(笑)。
四季に訴えられるんじゃないか(笑)というレベルの母音法連発とか「一音落とすとクビ」だとかもあり。
正直今ちょっと笑えない(苦笑)。
LKやオペラ座などのパロディなどは楽しかった。
特に台車を使ったオペラ座のボートはちょっと感動を覚えた(笑)。
StarSネタはこれ本当に知らない人見たら絶対わからんという内輪ネタ。
褌ネタも絶対わからんわ(笑)。
「M!」ネタもちょっと笑えるかどうかギリギリ微妙。
個人的には佐藤仁美ちゃんの自虐ネタがどれもヒットで面白かったです(笑)。
特に「スカウトキャラバンでグランプリだったのに後輩に次々抜かされて深田恭子は車移動なのに私は電車よ」ネタがつぼに入ってしまった。
仁美ちゃん頑張れ(笑)!
彼女は生で観るのはアカドクロ以来なのですがやはり芝居が上手いなあと思いました。
いちばん年長さんなだけに話をひっぱっているという感じ。
玉置成実ちゃんはエニシングゴーズで観ているので2度目。
きゃぴきゃぴした演技で花を添えていました。
そういえば彼女自身に関するネタはなかったなあ(笑)。
浦井くんは体調不良と聞いていましたが舞台では感じさせず
(多分ファンの方にはわかるレベルなのかもしれませんが)。
どこまで天然なのか演技なのかわからないところが素晴らしい(褒めている)。
あと、カッキーとのハーモニーが綺麗だなと思った。歌の相性がいいのかな。
カッキーはやはり高音がダントツに綺麗ですね。
演技はアリスの猫と同じなんですがすごく弾けているのが頑張って見える(笑)。
浦井くんがナチュラルなだけに特にそう感じます。
でも2幕でのナイーブさが見えるところはうまいですね。
「100人が9番目に好きではなく、9人がいちばん好きという作品を作りたい」 というフレーズが何度も出ましたがそのフレーズ通り、好き嫌いがわかれる作品かなと思いました。
私はどっちだろう、「9番目に好き」の方かな。