私のソチ五輪が終わりました。


私が髙橋大輔選手を初めて観たのは
2005年NHK杯のロクサーヌでした。
フィギュアスケートはそれこそ五輪でしか
観てなかったのですがたまたま家にいて
テレビをつけたら「こんなに表現力豊かで踊れる子が
いたのか」と衝撃をうけました。

それからテレビで観ているうちに生で観たくなり、
トリノ五輪後の有明であったアイスショーを観たのが
初めての体験。
そしてその年長野であったNHK杯が初生観戦。
その時は綺麗なクワド入りのオペラ座の怪人でした。

そしてずっと8年強の間応援してきました。
今まで行ったことのない土地にも行けた。
色んな人とお知り合いになれた。
本当に宝物です。
そしておそらく今日が競技人生最後の日だと思います。


今回、私の中では大ちゃんが金メダルです。
本当に清らかで美しいスケートでした。
最後のステップから笑顔でしたね。
笑顔で終われたのがいちばん嬉しいです。


大ちゃんはずっと怪我とたたかってきました。
身体のピークはおそらく2007-2008シーズン四大陸で
世界最高得点で優勝した頃だと思います。

そしてあの右膝の前十字靭帯と半月板の損傷。
それから手術して奇跡的に戻ってきましたが、
完全に治ったわけではないとずっと思っていました。
本人は何も語らないけれど、
明らかにジャンプ特にクワドの確率が落ちた。
そして昨年の11月に限界が来たんだと思います。
本人が語らない以上、外野の私はただただ
見守り応援するのみだと思っていましたが。


しかし、表現力とスケーティングの美しさは円熟味を増し、
更にレベルアップしてきた。
今回もスピンとステップをちゃんとレベル揃えてきたという点において、
もちろん勝つつもりはあったと思います。


ただ、今回SPから思っていましたが何か達観したような、
余計なものを全部そぎ落としたような感をうけました。
大ちゃんだけ別次元にいた。


バンクーバーの時もそうだったのですが、あの時は
スケートを滑ることができる喜びに満ち溢れていました。

今回は喜びとあわせて心からスケートを愛していることが伝わる
演技でした。今でも涙が止まらない。

大ちゃん、ありがとう。お疲れ様でした。


そしてゆづ、日本男子初の金メダルおめでとう!!
正直悔しいです(笑)。唯一大ちゃんが手に入れられなかったものだから。
しかし、本当に強くなった。でも彼はこれからの人。
平昌では完璧な演技ができるように願っています。


しかし、仮眠をとりながらの観戦で眠い。今日は寝る(笑)。