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 本ブログのメインテーマは、男性ホルモンが生まれつきない男性が、男性ホルモン補充療法などを15年以上続けてきたけど、やめてみた、男性ホルモンまたなくなるけどどうなる?という内容ですが、今回はそれに久々にものすごく関係した内容です、ご安心ください。

 

 さて、歯科口腔外科の手術のため入院していた、2月16日の朝に、二度目になる泌尿器科の先生のお見舞いで男性ホルモンなどの採血結果を頂きまして、また簡単にお話させて頂きました。

 

 で、

 ここでまずは事前に知っておかないと、血液検査の結果を見ても、何のことかわからないと思いますので医学講座〜〜〜〜(また詳しくは、時間取って用語解説編でやりたいと思います)!パチパチパチ!!。

 

血液検査の各項目のざっくりとした意味は以下の通り。

  • LH=脳の下垂体という部分から出る命令(刺激ホルモン)で、男性の場合、精巣(タ○タ○)に作用して、男性ホルモンを作らせる。女性の場合、卵巣に作用して、女性ホルモンを作らせる。私の場合、補充療法はこれの代わりに、にた作用のhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)を注射しているので、こちらの数値には影響しない。なので、普段からこのホルモンが出ない病気(視床下部性性腺機能低下症)である私は、この数値は底辺をさまよいます。
  • FSH=脳の下垂体という部分から出る命令(刺激ホルモン)で、男性の場合、精巣に作用して、精子を作らせる。女性の場合、卵巣に作用して、排卵などのタイミングを作る。なお、私の場合、性腺刺激ホルモン補充療法では、FSHは、rFSHという、遺伝子組み換えFSHの薬を注射していたので、注射の分が数値として影響してくる。
  • PRL=プロラクチン、乳汁分泌ホルモン。男性の間では通称「賢者ホルモン」と呼ばれてるとかなんとか(男性が射精してからしばらくはこの数値が高くなり、性欲がなくなることから、そう呼ばれてるらしい。女性の場合は、乳汁分泌に関わります。
  • エストラジオール=通称E2、女性ホルモンの本体。男性基準値は19〜51で、女性基準値は25〜85(閉経後21以下)
  • DHEA-S副腎から出る男性ホルモンの一種。ストレスでも影響を受けるため、女性でもストレスがあると、このホルモンの作用で髭が生えたりする原因。続発性副腎不全(視床下部性・下垂体性)があると低くなってしまう。逆に、原発性副腎不全(副腎が原因。先天性副腎皮質過形成など)があると、異常にここから男性ホルモンの一種が分泌されてしまう。
  • 遊離テストステロンテストステロン、が男性ホルモンで、そのうち、有効に機能する能力があるテストステロンのことを遊離テストステロンと言います。通称、FT。
 
さて、では、お待ちかね、ゆきの性ホルモンの血液検査の結果を時系列で見てみましょう!
 2020年2月13日、2021年1月7日は、真面目に性腺刺激ホルモン補充療法をしていた頃ですので、ちゃんと一番下の遊離テストステロン(男性ホルモン)が出ています。また、ちゃんと注射している証拠として、FSHの方も(本来だと視床下部性性腺機能低下症だと出ないので底辺をさまようのですが、注射で同じ成分を入れてるので)反応しています。
 
 諸事情があり、ちょっと注射をオサボりした期間があって、また注射を再開して1ヶ月程経った時に採血したのが、2021年8月12日(左から3番目)の血液検査データです。この時は遊離テストステロン(男性ホルモン)がかなり低いです。注射一応、一ヶ月ほどはしていたのですけどね(証拠に、LHは計測不能ですが、FSHが反応しているので、注射しているのがわかる)。なお、この時から、試しに女性ホルモンである、エストラジオールも検査項目に入れてもらったのですが、男性ホルモンの底辺具合に反して、女性ホルモンはそこそこあるという結果に。
 
 そしてこの度、年末年始に注射をサボり(2020年12月29日〜2021年1月10日までサボった)そこからは真面目に注射してみた(採血が1月20日なので、10日間、4回だけの注射ですが)結果(一番右側)が、やっぱり男性ホルモン(遊離テストステロン)はかなり低く、でも注射している証拠として、FSHが反応しているのですが。あ、あと、やっぱり男性ホルモンに比較して、女性ホルモン(エストラジオール)は高めです。
 
 さて、注射を完全にやめてしまった今は、血液検査の数値はどうなっているのでしょうか。泌尿器科の先生に、ある程度のタイミングになったら、また採血をお願いしようと思っています。
 
 で、
 この採血結果を持ってこられたときに、泌尿器科の先生とお話しした内容は、また次のブログへ!