こんにちはユキモンです。
ボクがアイスクリーム屋をはじめるきっかけは、
「一緒にアイス屋をしようよ」
と雪文のカップの絵を描いている
版画家の松浦香織に言われたのが始まりです。
ボクと彼女は10数年来、一緒に絵本の制作してます。
(※ 現時点で人様にお見せできる作品はございませんが、どんなストーリーなのかは個人的にお話しすることもあります)
まあ、今も東京で彼女は頑張っているわけでありますが
(今年の冬に日本橋で個展がありますよ)、
彼女は彼女の身体が、アイスクリームでできていると誰もが確信するほどの
異常なほどのアイス好き。
それはもう、星の数ほどアイス屋を、学生時代一緒に巡ったわけですが、
それはボクの趣味でなく、
どちらかといえばボクにとってのそれは、たんなる苦痛を伴う付き合いに、すぎない行動だったわけであります。
ボクと彼女は東京の、美術大学で出会ったのでありますが、
幻実的な彼女とは違いボクはずっと現実的で、
在学中に、こんなボクにもできそうな、面白い仕事はないかしら?
と、ずっと微弱ではありますが、アンテナを張っていたわけであります。
ボクをノックダウンした彼女の自己中心的な発言、
「あなたアイス屋になったらいい」
ボクがアイス屋になれば、ただで一生アイスにありつける彼女。
そんな今日は、カレー曜日的な無責任な発言。
昔、ボクササイズをテレビでマスターした彼女が、
やり方をボクにも教えてあげようと、ボクに向かってパンチを「しゅっ」っと繰り出すときに、
「シャブ 」 「しゅっ」 と口で言ってきたのは、
「ジャブ」と「シャブ」とを聞き間違えた
極めて真面目な記憶違いで、
危うくボクは、必殺パンチの中毒患者になりかけたけど、
「アイス屋になる」というフレーズは、ボクにはとても現実的に飛んできた。
冗談に過ぎなかったそのときの言葉から、
ボクにはその一瞬で今現在に至る雪文というアイスクリーム屋の設計図を描くことができたのであります。
ときに、まあ、お世辞だとは思いますが、この年で独立して何かを始めていることに対して、
とても勇気のある行動だと言われることがありますが、
そんなたいそな話ではなく、
どちらかと言えば、シンガーソングライターが、悩みに悩んで、試行錯誤したあげく作り上げた歌、
というよりも、
3分間でサラサラサラサラと書き上げた、
何気ない名曲の誕生のようなもので、生まれるべくして生まれる、
そのための、始まりのゴングが
単なる個人的な欲望に根ざした発言をバチとして、鳴らされたわけなのであるわけです。
アイス屋になるということ、
彼女にとっては出任せの話に過ぎなかったわけでありますから、
「一緒に」というところは、ボクは一貫して彼女に押しつけたくはなく、
これはボクのやりたいことだからと、ずっと分けて考えてきたわけでありますが、
現在に至るにもありがたいことに、
イラストという部分で彼女と雪文はアイス屋で繋がっているのですから、
初志貫徹できている面があり、
皆さんもおわかりのように、雪文にその絵やイラストは、既になくてはならない存在になっています。
人に言われた何気ない、言葉で人が傷つくことがあります。
でも、
人に言われた何気ない、言葉そのもののを理解して、人とは違うことに気がつくときもあるものです。
雪文というアイスクリーム屋の設計図は、ほぼ瞬間的に出来上がったわけでありますが、
実際にお店を始めてみて、気がつくことのできたことも多々あります。
その代表的なものであって、雪文というスタイルを象徴し具現化しているもの、
それがただの カウンター です。
ボクが数多くアイスクリーム屋を訪れて、一番不思議に思っていたこと。
それは、
アイスを買って食べている人たちはみな、
モソモソヒゲモソと
つまらなさそうにアイスを食べていることでした。
これは気がついている人が少ないことだと思いますが、
今現在も進行中の不思議な現実であり、そちこちのアイス屋で繰り広げられている一般的な光景であります。
何故? ちべたいから? なんでだろう?
こればかりはわからぬまま、ボクは雪文を見切り発車してしまったわけのでありますが、
その疑問はすぐに解消されました。
低予算のため、安いもので100万円、ほしいものだと300万円なんてざらな
アイスクリーム専用のショウケースが買えなかったボクは、
本来あるべき場所に 黄色のイナバ物置 を置き、それをカウンターとして。
お売りするアイスクリームは裏の製造室で待機する。
という極一般的でないスタイルを選択肢するほかなっかたのが、幸いでした。
やがてボクは気づくわけです。
元来、アイスという商品を購入する人とアイスを提供する売り手との間を隔てていたものは
高くて買えなかったショーケースそのものであることに。
アイスクリームの売り方は、ケーキ屋さんの販売方法に似ているところがあります。
ショーケースの前に立って、目にも楽しい商品をのぞき見つつ購入するものを選ぶ。
ただし、
ケーキ屋さんとの違いは、接客を1対1で一貫して行わないことが多い点です。
また、ケーキというものは本来、お家などに持って帰って食べるものであって、
その場で食べなくては溶けてしまうアイスとは根本的な違いがあります。
そうです、雪文のスタイルとはアイスを販売したあともカウンター越しに接客と対応がチラほらできること。
「今日はどちらからお越しですか?」
とかそんな何気ない会話から生まれるお客様の笑顔。
そういうことができるようになったのは、
単にボクがおしゃべりなこと、ショーケースが買えないほどのお金の持ち合わせがなかったこと、
なんでこんな所にアイス屋がというお客様のうずうずした疑問やその他。
まあ正直、偶然なんです。ほんと偶然。
ボクの友達が
「ラッキーそれオッケー」 と言っていましたが、ほんとそう。
アイス屋とはこうあるものというステレオタイプに辟易していたボクは、
未完成ながらも雪文のそういったカウンタースタイルをとても気に入っています。
カウンターのなせる技。これあなどる事なかれ。
そこで、
そんな使い古された斬新なスタイルを、北九州で展開しているお店をもう一店紹介しておきたいと思います。
インド料理屋 「プジャ」 (営業時間:夜10時まで、駐車場有、ランチ500円~、テイクアウトも有)
福岡県
北九州市小倉北区下到津5-2-18
東筑紫の短大の2本裏の道にある、だれも気がつかないお店。
居酒屋であったのであろう店舗をありのまままま使用した店内。
絶品インドカレーをありえない価格で販売するネパール人のヤムさん夫妻と日本人の女性オーナー。
ぼかぁ生まれて初めて、ネパールの方と日本語であんなにお話ししましたよ。
カウンター越しに。
それがインドから、ヤムさんがはるばるあなたにお届けするスパイシークロスカウンターチョッピング。
ボクがアイスクリーム屋をはじめるきっかけは、
「一緒にアイス屋をしようよ」
と雪文のカップの絵を描いている
版画家の松浦香織に言われたのが始まりです。
ボクと彼女は10数年来、一緒に絵本の制作してます。
(※ 現時点で人様にお見せできる作品はございませんが、どんなストーリーなのかは個人的にお話しすることもあります)
まあ、今も東京で彼女は頑張っているわけでありますが
(今年の冬に日本橋で個展がありますよ)、
彼女は彼女の身体が、アイスクリームでできていると誰もが確信するほどの
異常なほどのアイス好き。
それはもう、星の数ほどアイス屋を、学生時代一緒に巡ったわけですが、
それはボクの趣味でなく、
どちらかといえばボクにとってのそれは、たんなる苦痛を伴う付き合いに、すぎない行動だったわけであります。
ボクと彼女は東京の、美術大学で出会ったのでありますが、
幻実的な彼女とは違いボクはずっと現実的で、
在学中に、こんなボクにもできそうな、面白い仕事はないかしら?
と、ずっと微弱ではありますが、アンテナを張っていたわけであります。
ボクをノックダウンした彼女の自己中心的な発言、
「あなたアイス屋になったらいい」
ボクがアイス屋になれば、ただで一生アイスにありつける彼女。
そんな今日は、カレー曜日的な無責任な発言。
昔、ボクササイズをテレビでマスターした彼女が、
やり方をボクにも教えてあげようと、ボクに向かってパンチを「しゅっ」っと繰り出すときに、
「シャブ 」 「しゅっ」 と口で言ってきたのは、
「ジャブ」と「シャブ」とを聞き間違えた
極めて真面目な記憶違いで、
危うくボクは、必殺パンチの中毒患者になりかけたけど、
「アイス屋になる」というフレーズは、ボクにはとても現実的に飛んできた。
冗談に過ぎなかったそのときの言葉から、
ボクにはその一瞬で今現在に至る雪文というアイスクリーム屋の設計図を描くことができたのであります。
ときに、まあ、お世辞だとは思いますが、この年で独立して何かを始めていることに対して、
とても勇気のある行動だと言われることがありますが、
そんなたいそな話ではなく、
どちらかと言えば、シンガーソングライターが、悩みに悩んで、試行錯誤したあげく作り上げた歌、
というよりも、
3分間でサラサラサラサラと書き上げた、
何気ない名曲の誕生のようなもので、生まれるべくして生まれる、
そのための、始まりのゴングが
単なる個人的な欲望に根ざした発言をバチとして、鳴らされたわけなのであるわけです。
アイス屋になるということ、
彼女にとっては出任せの話に過ぎなかったわけでありますから、
「一緒に」というところは、ボクは一貫して彼女に押しつけたくはなく、
これはボクのやりたいことだからと、ずっと分けて考えてきたわけでありますが、
現在に至るにもありがたいことに、
イラストという部分で彼女と雪文はアイス屋で繋がっているのですから、
初志貫徹できている面があり、
皆さんもおわかりのように、雪文にその絵やイラストは、既になくてはならない存在になっています。
人に言われた何気ない、言葉で人が傷つくことがあります。
でも、
人に言われた何気ない、言葉そのもののを理解して、人とは違うことに気がつくときもあるものです。
雪文というアイスクリーム屋の設計図は、ほぼ瞬間的に出来上がったわけでありますが、
実際にお店を始めてみて、気がつくことのできたことも多々あります。
その代表的なものであって、雪文というスタイルを象徴し具現化しているもの、
それがただの カウンター です。
ボクが数多くアイスクリーム屋を訪れて、一番不思議に思っていたこと。
それは、
アイスを買って食べている人たちはみな、
モソモソヒゲモソと
つまらなさそうにアイスを食べていることでした。
これは気がついている人が少ないことだと思いますが、
今現在も進行中の不思議な現実であり、そちこちのアイス屋で繰り広げられている一般的な光景であります。
何故? ちべたいから? なんでだろう?
こればかりはわからぬまま、ボクは雪文を見切り発車してしまったわけのでありますが、
その疑問はすぐに解消されました。
低予算のため、安いもので100万円、ほしいものだと300万円なんてざらな
アイスクリーム専用のショウケースが買えなかったボクは、
本来あるべき場所に 黄色のイナバ物置 を置き、それをカウンターとして。
お売りするアイスクリームは裏の製造室で待機する。
という極一般的でないスタイルを選択肢するほかなっかたのが、幸いでした。
やがてボクは気づくわけです。
元来、アイスという商品を購入する人とアイスを提供する売り手との間を隔てていたものは
高くて買えなかったショーケースそのものであることに。
アイスクリームの売り方は、ケーキ屋さんの販売方法に似ているところがあります。
ショーケースの前に立って、目にも楽しい商品をのぞき見つつ購入するものを選ぶ。
ただし、
ケーキ屋さんとの違いは、接客を1対1で一貫して行わないことが多い点です。
また、ケーキというものは本来、お家などに持って帰って食べるものであって、
その場で食べなくては溶けてしまうアイスとは根本的な違いがあります。
そうです、雪文のスタイルとはアイスを販売したあともカウンター越しに接客と対応がチラほらできること。
「今日はどちらからお越しですか?」
とかそんな何気ない会話から生まれるお客様の笑顔。
そういうことができるようになったのは、
単にボクがおしゃべりなこと、ショーケースが買えないほどのお金の持ち合わせがなかったこと、
なんでこんな所にアイス屋がというお客様のうずうずした疑問やその他。
まあ正直、偶然なんです。ほんと偶然。
ボクの友達が
「ラッキーそれオッケー」 と言っていましたが、ほんとそう。
アイス屋とはこうあるものというステレオタイプに辟易していたボクは、
未完成ながらも雪文のそういったカウンタースタイルをとても気に入っています。
カウンターのなせる技。これあなどる事なかれ。
そこで、
そんな使い古された斬新なスタイルを、北九州で展開しているお店をもう一店紹介しておきたいと思います。
インド料理屋 「プジャ」 (営業時間:夜10時まで、駐車場有、ランチ500円~、テイクアウトも有)
福岡県
北九州市小倉北区下到津5-2-18
東筑紫の短大の2本裏の道にある、だれも気がつかないお店。
居酒屋であったのであろう店舗をありのまままま使用した店内。
絶品インドカレーをありえない価格で販売するネパール人のヤムさん夫妻と日本人の女性オーナー。
ぼかぁ生まれて初めて、ネパールの方と日本語であんなにお話ししましたよ。
カウンター越しに。
それがインドから、ヤムさんがはるばるあなたにお届けするスパイシークロスカウンターチョッピング。