いちごちゃんお誕生日おめでとう!(夢) | 肝っ玉かあちゃんのひとり言

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~ あなたがくれた贈り物 ~




「あの・・・・・白石君?」

「ん?」

「これは・・・・・なに?」

「どうや?俺の選りすぐりやで。」

「あ、そうなんだ・・・・。」

「なんや?気にいらんかったか?」

「そうじゃないけど・・・・。」



ずっと片思いだった白石君と付き合えるようになり、幸せいっぱいの私。

そして今日はそんな私の誕生日だったりする。


できたら一緒に過ごしたいな・・・とは思いながらも、なかなか自分から言い出せずにいると

「いちごの誕生日一緒に祝わせてくれるんやろ?」と、白石君の方からお誘いをかけてくれた。


好きな人に誕生日を祝ってもらえるという事がこんなに嬉しいなんて思っていなかった。

幸せすぎて怖いとはこういう事を言うのかもしれない。


生クリームが苦手な私の為に、白石君が買って来てくれた苺たっぷりのタルトを前に、

「お誕生日おめでとう。いちごが生まれてきてくれた事に感謝せなな。」とキスをもらった。


もうそれだけで十分なのに、「プレゼントがあるんや。」と、可愛くラッピングされた袋を渡された。


「喜んでくれたら嬉いんやけど」とはにかむ白石君に、

「白石君が私の為に選んでくれた物ならなんだって嬉しいよ」

なんて言いながら、袋を開き中を覗いてみれば・・・・・・。


赤・白・黄色。

他にも様々な色があるが、けっしてチューリップの花ではない。


袋の中に入っていたものは・・・・・・・・・女性用の下着。


まさか誕生日プレゼントが下着だなんて思いもしていなかったし、どう反応したらいいものか・・・・?



「どれもいちごに似合うと思うねん。」

「そ、そうかな・・・?」

「ほら、コレなんていちごの肌に映えると思うで。」



映える映えないの前に、それちゃんと隠れるの!?

布面積少なすぎでしょ!?



「ね。白石君?」

「なんや?やっぱ気にいらんかったか!?」

「そうじゃなくって・・・これ、白石君が買いに行ったの?」

「せやで。俺が1枚1枚いちごのこと考えながら選んだんやで。」

「一人で?」

「当たり前やん!いちごが着ける下着他の男に見せるはずないやろ!?」



すごい誇らしげに話す白石君。

ここは喜んで見せた方がいいのだろうか?


だけど白石君が下着ショップで一人あれでもないこれでもないと選ぶ姿を想像すると

嬉しいというより、恥かしいというか・・・・面白いというか・・・・?


普通、男の人が一人で女性用下着を選ぶのってすごい勇気がいると思うけど

白石君はそんな事気にしなさそうだよね・・・。

そうじゃなきゃここまでエロッちい下着ばかり買ってこれないはず。


ヒラヒラレースにTバック。

着ける意味がないくらいのスケスケに、卑猥度200%の紐パン。


よくもまぁこんな物ばかり集めてきたものだ。

一体どんな顔で買ってきたんだろう・・・?

それよりも店員さんの反応の方が気になるかも・・・。


1枚づつ手にとって見ながらそんな事を考えていると、

「まずどれからいっとく?」と、白石君が言い出した。


は?どれからいっとく?

いっとく?って・・・・・着けろって事?

しかもどれからって・・・・全部つけさせる気ですか!?



「いやいやいやいや。どれからも何もこんなの無理だよ!」

「無理ってなんやねん!?俺からのプレゼントやのに着けてくれへんのか!?」

「え~!?これって観賞用でしょ?」

「あほか!まぁそれ着けてるいちごを鑑賞するならええけどな。」

「無理だって!!こんなの着けれないよ!」

「なら俺が着せたろか?」

「もっと無理!」



本当にこんなの着れない。

しかもその姿を人様に曝すなんてあり得ない!!



「いまさら照れんでも下着姿なんて何度も見せてるやん。」

「いまさらってほど見せてないでしょ!!それにあれば全部暗かったし・・・」

「なら暗くしたらええん?」

「そ、それに!こんなエロ・・・・じゃなくてセクシー?な下着なんて着けた事ないし・・・。」



なんとしてもこの危機を回避せねば!と、思ってはみたけれど、

なんてったって相手は白石君。

私なんかより1枚も2枚も上手だし、私の扱いをよく知っている。


そんな彼に敵うはずなんて・・・・・なかった。



「いちごの誕生日やのになんか無理強いさせてもうたな・・・。ごめん。」

「え?そんな・・・・」

「困らせるつもりちゃぅかってん。」

「あ・・・・う、嬉しかったよ。白石君が一生懸命選んでくれたんだもんね?」

「せやけど着けへんねやったら意味ないやろ?もっと他のにすればよかったな。」

「意味ないなんて・・・。つ、着けるよ!着ける・・・・・・と思う。」

「ええよ、無理せんで・・・・。せや、今からいちごが欲しいと思うやつ買いに行こか?」

「いい!!これでいい!!ううん。これがいい!!無理なんかじゃないよ。本当にこれがいい・・・。」

「なら嬉しいって証拠見せてや。」

「へ?」

「嬉しいなら今すぐ着てみたいやろ?」



ハメられたぁ~!!!


一瞬悲しそうに瞳を伏せた白石君に心が揺れたというのに

「んじゃこれからな。」と、下着を手渡してきた時の顔はありえないくらいの笑顔で、

「ほな後ろ向いてるから。あ、電気も消しとかなな。」なんて一人ウキウキモードだ。




その後私は順に数ある下着を着ては見せてのプチファッションショーなるものをやらされて、

見せるたびに赤面するような言葉を浴びせられ、

5着目を着て見せたところで、「もう我慢できひんわ!」と、押し倒されてしまった。




いつも以上に興奮気味の白石君と、下着姿を見られ続けた事で体が火照ってしまっていた私は

何度も体を重ねあい、心身ともに満たされるまで抱き合った。



貰ったプレゼントの下着は役目は終わったとばかりに投げ捨てられていて

これって使い捨てですか?なんて考えながら

体のだるさと眠さに堪えきれず、私はゆっくり瞳を閉じた。



遠のいていく意識の中で「愛してんで、いちご。」と言う声が聞こえた気がした。



  Happy Birthday Ichigo



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いちごちゃんの誕生日おめでとう!!


年明けにいちごちゃんと大阪巡りをしている時に受けたリクです♪

本当はエロ夢って話やったんですけど、そうすると携帯からは見れないんですよね・・・今。


いちごちゃんはPCやからそれでもいい気もしたんですが、

せっかくの誕生日なんで、みんなにお祝いしてもらえた方がいいかな?な~んてね。ww


なにはともあれHappy Birthday !!

いちごちゃんに幸あれ!!