人生 無駄なことはない

 

 

三か月の休養期間は

一緒に月に二回病院に行き

長い待ち時間とあっという間の診察

若いお医者さんで

自分も薬を飲みながら・・・と言われ

ドン引きしました

 

一緒に近くの神社にお参りしたり

のんびり過ごしました

そして 夫には 実家へ帰省もしてもらいました

その時 ゆっくり親孝行出来て

今 思うと 良かったです

 

また 義母の卒寿のお祝いにも

家族で駆けつけることができました

 

辛いことばかりだったと思ってたけど

今 振り返ると 貴重な期間でした

 

やっぱり人生

無駄なことはないんですね

 

 

三か月経った頃

夫は 新たな職場に向かいました

一緒に

すぐにでも 離れたかったけど

私と子供たちは

学校の区切りの良いところまで

借り上げ社宅でお世話になりました

 

 

 

 

終業式の日に 荷物を出して

ホテルで一泊

 

スポーツ少年団で仲良くなった

二組の家族が駅のホームで待っていてくれて

びっくりしました

涙のお別れでした

 

長い時間かけて

夫の待つ 現在の社宅へたどり着きました

 

どう過ごしたか覚えてないけど

ひと組しかない布団で

荷物が届くまでの何日かを

過ごしました

 

狭くて 古い社宅・・・

 

お気に入りの食器棚や

子供の学習机 電子ピアノ

好きで集めていた食器や絵本

たくさんの物ともお別れしました

 

都落ちみたいだって言われたけど

子供たちも私も

 東京に住める事が

嬉しかったです

 

新しい生活に希望でいっぱいでした

 

 

実際には

高校生の転校は本当に大変です

 

行きたい高校に 空きがないと入れません

そしてカリキュラムなどの都合もあり

 

結局は通信制もあるけど

通学もある

という高校へ

満員電車で大変でしたが

頑張って通いました

 

 

夫は 病院へ行く事もやめ

薬も飲まず

 

新しい環境で頑張りました

 

その場所を離れるための鬱だった

離れたんだから

もう 鬱とは サヨナラなのだと

信じて

 

私も パートを始めたりして

新しい生活に 馴染んでいきました

 

読んでいただきありがとうございます