本日行われたフェブラリーステークス。
勝ったのは武豊騎乗の1番人気インティです。
2戦目の未勝利戦から7連勝で一気に頂点まで上り詰めました。


レースは逃げるかと思われたサクセスエナジーが控え、インティが好スタートからハナを主張します。
そして前半48秒0-後半47秒6とほぼ平均ペースで引っ張りました。
勝ち馬は楽な手応えで直線を迎えると坂を上がってからムチを入れて追い出しを開始。
外から追ってくるゴールドドリームを涼しい顔で振り切りました。

競馬中継の解説陣は誰も気づいていなかったものの、インティは最後の直線を逆手前で走り抜けました。
それでも最後12秒4でまとめたのだからクビ差という着差以上の完勝です。
野中調教師は手前替えしていないことに気づいており、ゴール前はさされると思ったとのことです。
また返し馬やゴール後も気性の激しさを見せていたのにレース中はぴったり折り合いました。
さすが武豊としか言いようがないです。

馬体診断をしている立場から言えば柔らかみを感じる反面、脚元の弱さが見て取れます。
特に蹄と腱に関してはかなり弱く映るので十分なケアが必要でしょう。
またトモに緩さが残るも、これは今後張ってくればさらに良化する余地があるとも言えます。
今後他馬からプレッシャーを受けてどうなるかが課題も、7連勝でニューヒーロー誕生を祝います。


2着ゴールドドリームは昨年、一昨年といいこの時期は非常に良い出来で臨めています。
レースはルメールが文句の付けようがないほど完璧な騎乗を見せ、勝った相手が強かっただけです。
とはいえ最後よく追い詰め能力を示しました。


3着ユラノトは根岸Sに続き絶好2番枠を活かしてうまく立ち回りました。
最後は馬群を割って大きく離れた3着争いを制しました。
福永騎手に乗り替わっても同じようなレースができるのはこの馬の高い操縦性のおかげでしょう。

モーニン、コパノキッキングと能力が高いと見られた馬が上位にきました。
ただノンコノユメはゲート内で立ち上がって大きく出遅れた上に位置を取りに行って最後は失速。
トモの張りがイマイチに見えたものの、馬券に絡めた点も含めて反省です。


ということで結果は本命ゴールドドリームが2着で3連複的中です。
払戻金は馬連が430円、3連複が2,310円、3連単が6,620円と手堅い決着でした。
ユラノトは馬体診断でも体調面に仕上がりも良いと判断、ヒモに入れて正解でした。
今年は連敗スタートもここにきて連勝と調子も良くなってきたので何よりです。