http://analyzer54.fc2.com/ana/icon.php?uid=1555976&ref=&href=&wid=0&hei=0&col=0タイトル通りこの2つのテーマについて語ります。


ボクシングの話
全日本新人王決定戦は事前のチケットが完売する大盛況。
そんな中、西軍が12階級中9階級を制して圧勝しました。
西軍勝利は10年ぶりのことで、東軍をここまで圧倒したのは初の快挙です。
東軍からすれば注目の選手がKO負けするなど、前評判が高かった選手が次々に敗れる波乱が起こりました。


特に目立った選手について述べます。
バンタム級は西の技能賞、池水達也(大阪帝拳)が東のMVP、原有吉をスピードで完封しての判定勝ち。
サウスポーに対して足の置き方が上手で、そのおかげでほとんど被弾せず試合後も綺麗な顔をしていました。
またファンが多いのか後楽園ホールに池水コールが鳴り響いていました。
これで8戦全勝2KOとしています。

ただ相手の左を警戒しすぎたのか、攻め手に欠ける場面も。
もっと工夫できればもっと上にいける選手だと思いました。


ライト級は東の敢闘賞、アマではインターハイを制してプロでも全勝街道を突っ走る高見良祐が登場です。
対する西軍代表は今大会最年少18歳の池田竜司(広島竹原)です。

序盤から高見がプレッシャーをかけるも池田は気持ちが切れることなく応戦します。
そして2Rには打ち気にはやってガードが甘くなった高見からカウンターをとってぐらつかせました。
さらに3Rにはボディが効き始めて、それでも強引に入ってきたところを右のカウンターで仕留めました。

高見は危険な倒れ方で、今大会最も衝撃的なKOでした。
幸いにも担架で運ばれることなく起き上がれたのでホッとしました。
この結果、池田選手は敢闘賞を獲得しています。

高見のセンスはずば抜けたものがありました。
それでもガードが甘くなるところを見逃さず顎を打ち抜いた池田の勇気と技術が光った試合です。


スーパーライト級はジャンボおだ信長本屋ペタジーニ(六島)が藪晋伍に4RTKO勝ちです。
スピードで上回る相手に対してタフネスと破壊力で上回るジャンボが打たれながらも打ち返すボクシング。
ボディで足をとめると、下を意識させての上で一撃KOです。

この選手の試合を観るのは3試合目なので、ファイトスタイルがだいぶわかっていました。
なので苦戦していた序盤の時点でも最後は逆転KOする気がしていたら案の定です。
飄々としているキャラクターに似合わずクレバーな戦い方で面白い選手です。


そして今大会MVPを獲得したのは1RでKO勝ちしたミドル級の前原太尊康輝(六島)です。
ラウンド序盤こそ清野に距離を潰されて若干苦戦したものの、パンチが徐々に当たりだして。
左ストレートが炸裂すると明らかに効いた清野に連打を叩き込みダウンを奪います。
一度は立ち上がったものの、再開後すぐにレフェリーが試合を止めました。

前原選手は体格が日本人離れしていてヘビー級でも見劣りしないほどです。
見た目もイカついのに、喋ると早口で声が高くて、なかなかに愛されるキャラでした。


他にもスーパーフェザー級の三瓶数馬(協栄)やミニマム級の栄拓海(折尾)など印象に残りました。
勝った選手は日本ランカー入りおめでとう。そして負けた選手もお疲れ様でした。
この中から日本チャンピオンになり、さらに世界に向かう選手がどれだけ出てくるのか楽しみです。


フィギュアの話
全日本が終了し、女子は鈴木明子が215.18点で総合優勝しました。
SPでは氷上で号泣した村上佳菜子がフリーも素晴らしい演技で2位。
浅田真央はトリプルアクセルが2本とも不発に終わり総合3位でした。
またママさんスケーター安藤美姫は力尽きて7位、練習不足が響いた結果となりました。

そして先ほどソチ五輪の代表選手が発表されました。
男子は羽生結弦、町田樹、高橋大輔が選ばれました。会場は高橋ファンの大絶叫が鳴り響いていました。
一方、小塚崇彦は残念でした。
女子は鈴木明子、浅田真央、そして最後の1枠は村上佳菜子です。こちらは妥当でした。