天(ティン)からぬ 恵(ミグ)み
受(ウ)きてぃ 此(ク)ぬ世間(シケ)に
生(ウ)まりたる 産子(ナシグヮ)
我(ワ)身(ミ)ぬむい 育(スダ)てぃ
イラヨー ヘイ イラヨーホイ
イラヨー 愛(カナ)し 思産子(ウミナシグヮ)
泣くなよーやー
ヘイヨー ヘイヨー
太陽(ティダ)ぬ 光(フィカリ)受きてぃ
ゆういりヨーや
ヘイヨー へイヨー
勝(マサ)さあてぃ 給(タボ)り
〔天の恵みを受けて、この地球に生まれた我が子よ、我こそがお守して育てる愛しい私の子、泣くんじゃないよ、お天道さんの光を受けて、どうか良い子に、どうか何事もなく育ってね〕
夏(ナチ)ぬ 節(シチ)来(ク)りば
涼風(スズカジ)ゆ 送(ウク)てぃ
冬ぬ 節(シチ)来(ク)りば
懐(フチュクル)に 抱(ダ)ちょてぃ
イラヨー ヘイ イラヨーホイ
イラヨー 愛(カナ)し 思産子(ウミナシグヮ)
泣くなよーやー
ヘイヨー ヘイヨー
月(ツィチ)ぬ 光(フィカリ)受(ウ)きてぃ
ゆういりヨーやー
ヘイヨー ヘイヨー
大人(ウフンチュ)なてぃ 給(タボ)り
〔夏が来れば涼風を送り、冬が来れば懐に抱く、愛しい我が子泣くんじゃないよ、お月さんの光を受けて、どうか良い子に、大人になってね〕
雨風(アミカジ)ぬ 吹(フ)ちん
渡(ワタ)る 此(ク)ぬ 浮世(ウクユ)
風(カジ)かたかなとてぃ
産子(ナシグヮ)花(ハナ)咲(サ)かさ
イラヨーヘイ イラヨーホイ
イラヨー愛(カナ)し 思産子(ウミナシグヮ)
泣くなヨよーやー
ヘイヨー へイヨー
天(ティン)ぬ 光受きてぃ
ゆういりよーやー
ヘイヨー ヘイヨー
高人(タカンチュ)なてぃ 給(タボ)り
〔雨風の吹き渡るこの世間に、身を楯にしても守るから花を咲かせてね、愛しいわが子、泣くんじゃないよ、天の光を受けて、どうか良い子にどうか立派な人になってね〕