こんにちは。

 

 

ポジティブだけが取り柄の私ですが

 

今回の一件はさすがにショックで

 

なかなか立ち直れずにいます。

 

 

 

小さい頃から人に寄り添うことができる

 

やさしい娘だった。

 

 

 

かなり個性の強い障害を持つ兄の気持ちを代弁し兄だけではなく

 

双子の弟とも仲良く、素直でまっすぐな女の子だった。

 

 

 

 

 

 

それが高校に入ってから

 

 

 

不良街道まっしぐら

 

 

 

 

酒、たばこ、鼻・眉・口ピアス

 

100本ぐらいのつけまつげ

 

それに加え

 

これだけは絶対するなと言ったのに

 

 

腕にいれた

 

 

どでかいタトゥー

 

 

 

 

この子は本当に私が産んだ娘なのだろうか

 

 

あまりの風貌で他人にしか見えない

 

 

 

それでも唯一の救いは

 

 

 

アリーナでの売り子のバイトを頑張り

 

 

学校の勉強も頑張っていたこと。

 

 

 

 

大丈夫、

 

 

大丈夫、

 

 

 

きっと目が醒める

 

 

 

そう信じていた。

 

 

 

 

水曜日 

 

 

 

 

娘からの電話

 

 

そして一言

 

 

 

『ママ、私、高校やめたから』

 

 

 

『は?なんて?今なんて言った?』

 

 

『実は3月から学校行ってるふりしてたけど行ってなかった。もうやめたから』

 

 

 

腰から崩れ落ちてしまった・・・

 

 

 

卒業まであと1か月

 

 

 

あと1ヶ月

 

 

 

長い人生の中のたったの1ヶ月

 

 

 

どうしてあと1ヶ月が頑張れない??

 

 

 

 

娘の言い分 

 

 

母国語であるスウェーデン語の読解問題で何度もテストに落ち

 

 

落ちては再テスト

 

 

再テストも落ち、また再テスト

 

 

これを4回ぐらい続けただろうか。

 

 

私もスウェーデン語の先生に連絡し、何がどうだめなのか、

 

 

どう改善したらいいのかを聞いて、(私の母国語じゃないけど)再テスト前には一緒に勉強してきた。

 

 

 

それでもどうしても合格できなかった。

 

 

 

国語であるスウェーデン語は必須科目で、その単位がとれないと、高校卒業証書がもらえない。

 

 

だから娘は娘なりに頑張った。

 

 

それでもまた3月15日の再テストで不合格のFをもらった。

 

 

 

そのFの字をみた瞬間糸が切れたという。

 

 

もう頑張れない。

 

 

教科書も開くこともできない。

 

 

 

そしてその日を限りに学校をやめてしまったと言う。

 

 

 

 

精神科医での診断 

 

 

その後精神科を受診したところ

 

 

突発性パニック障害

 

 

と診断された

 

 

 

 

あ、そうなんだ。

 

 

なぜかその言葉しか出なかった。

 

 

かわいそうに、パニック障害なら高校行けなくてもしょうがないね。

 

 

 

そんな風には思えない。

 

 

 

どうして

 

 

どうして

 

 

あと1ヶ月が頑張れないの。

 

 

 

『ママはいいよね。強くて自信に満ち溢れてて』と娘は言った。

 

 

 

 

そうかな。初めから強かったんじゃないよ。

 

 

大変なこと、辛いこと、人生にはそういう試練がたくさんある。

 

 

その試練を少しずつ乗り越えて強くなったんだよ。

 

 

試練を乗り越えた時に初めて自信がもてるんだよ。

 

 

 

 

そういう私に娘は全く聞く耳をもたない。

 

 

たくさんいる学校の先生の中に、娘の話に耳を傾けてくれる先生、『私も手伝うから一緒に頑張ろう』と言ってくれる友達がいない。それが娘にとっては最大の不幸だと思う。

 

 

 

私は何もできないのか・・・・

 

 

なんて無力なんだろう・・・