私には軽度知的障害と自閉症というユニークな個性を持つ
ちょーっとだけイケメンの長男がいる。
12月に20歳になりその記念にギリシャに行った話はついこの間のこと
4年前の2019年に特別支援高校の木工科に入学し
ほんの少しの木工技術を学んだが
高校3年生になったあたりから
物作りに対するモチベーションも
その他の勉強への意欲もなくなり
高校へ行っても毎日島を二つぐらい散策するという
そんな高校生活が続いている
毎日二万歩ぐらい歩いてる
ランチになると担任から
『おーい、ランチだよー。帰っておいでー』って電話が来る
でも
ったく、何してん?!勉強しろや!
なーんてことは私は言いません。
私の祈りはただ一つ
子供3人と元夫が
今日も一日事故にあわず
病気などせず
笑って過ごせますように
元夫に死なれると私が子供を見なきゃならないから元夫の健康は自分のより大事
まぁね、下の双子には単位落とすなとか
テストどうだった?とかつい聞いちゃうけど
長男に関しては健康であればそれでいい、そう思ってる
期待してないだけ
そんな息子も6月に特別支援高等学校を卒業する
高校卒業したらどうする?って話だけど
卒業から進路が決まるまで、めっっっちゃ長い道のりがあります。
しかも親がやらないと何も始まらない
ま、それがあって帰国後1ヶ月ブログ更新もできなかった。
障害者が高校卒業してから進路が決まるまでの道のり
① ホームドクターにRemissと呼ばれる紹介状を書いてもらい精神科医へ送ってもらう
② 精神科医で診察を受け、障害の診断書を書いてもらう(これに2ヶ月ぐらいかかる)←今まだここ
③ 診断書と、活動手当申請書を国の保健省に送り、保健省が手当の有無を審理する(これに3ヶ月かかる)
活動手当とは国が障害のある成人(仕事に従事するのが難しい)に与える手当で月15万円ほど。
活動手当は3年ごとに申請し直さなければならない
④ 保健省から活動手当承諾書が無事に届いたら、承諾書を持って住んでいる市役所の福祉課で『作業所申請』を行う
各市に障害者を対象にした作業所があるので、高校卒業後に作業所で働きたいと申請する。
市役所が作業所にお金を払うので、作業ノルマや時間制限もなし。作業所からの給料は月に1万円ほど。
⑤ 市役所が作業所申請を受け、それを承諾したら、ようやく作業所選びが始まる
作業所選び
うちの息子が住んでいる地域には作業所が一つしかないので、他の地域の作業所申請をするつもりで、今からあちこち探している。
作業所申請までには上にも書いた通り四つの段階を踏み、5ヶ月かかるんだけど、そんなに待ってられないから私がネットで調べて良さそうなところに
ってお願いして回ってる
だから今年に入ってから息子は
おもちゃの箱詰めをする作業所とか
キーホルダー作る作業所とか
ただただ趣味で物を作ったり絵を描いたりする『創作』専用の作業所とか
それぞれで1日体験実習をさせてもらったんだけど
息子はどこも気に入らない・・・
就業者の年齢が50歳以上の中年ばかりだったり
仕事内容に興味を持てないという・・・
それに息子には行きたい作業所が一つある
だから他の作業所には惹かれないのだ
それは去年学校経由で紹介してもらい、
6回だけ体験実習させてもらったところ
競争率半端ない最大手
たいして授業は受けなかったものの
高校の木工科に3年以上通った経験を活かし
IKEAでは簡単な家具を作る仕事が与えられた
そして何より作業所という狭い空間じゃなく
ひろーいひろーい店内で大好きなお散歩ができる
ってのは半分冗談だけど
簡単な家具作りの他に
お客さんが返品した家具を元に戻したり
リサイクルを手伝ったりという
他の仕事もあるんだよね。
だから息子はイケア推しなんです
注意)イケアで採用されるわけじゃなく、イケア専属の障害者雇用を担っている会社があって、市役所を通して申請。つまり、うちの市役所がその会社にお金を払う仕組みで、うちの市役所がOK出してくれるかどうか、それが1番のネック。
だから私が今毎日必死にやっているのは
市役所との交渉
これに時間と労力を費やしているのです。
元夫は弱すぎてこういう交渉まるっきり苦手だし
でも私のつたないスウェーデン語力でこういう交渉を成功させる自信はないし
けっこうな不安要素なんですよねー。
12月にちょっと福祉課の人と話した時は
『うちの市に作業所があるので、まずはそこに行ってください。
他の市だと交通費(タクシー)もかかってしまうので、まずはうちの市の作業所へ行ってください』
って言われたんだよねー。
1日行ってみたけど息子は全然気に入らない。だって息子は
以外考えられないみたいだから
長いストレスフルな道のりになりそうです
明日はバレンタイン息子に買ったよー
でも私はこれが欲しかった!これぞ日本だよねー