私の母は昨年6月になくなりました。

臨終の時、私は、ホスピスの病院で簡易ベットを借りて仮眠しながら徹夜で見守りました。

漢方の脈で七表八裏九道一死脈があります。


私は、母の臨終を感じた時に、脈をとりました。すると、亡くなる直前に母は


かすかに顎を上げて「ありがとう」と言って息を引き取りました。


亡くなる前の半年は、特に必死で看病しました。

それまで何も出来ていなかったんです。

ホスピスの病院に入院した時に看護師さんが私を指して母に「息子さんですか?」と

2回聞かれても知らん顔をしていました。


亡くなる前の半年間は必死に看病しました。


それで、私を息子として受け入れてきてくれていること感じた時は嬉しかったです。


そして最期に母が「ありがとう」って言ってくれたのは、とても嬉しかったです。


ずっと線香屋をやってきて育ててくれました。

最後の「ありがとう」は、日頃お客様に「ありがとうございます」と言っていた表情と同じで


心からお客様に感謝していたのだと思いました。

私にとって母は偉大なお手本であり、すごい人だったと思いました。


それ以来、私も死ぬ前に「ありがとう」って言えたらいいな!


そんなエンディングにしたいと思ってます