2歳2か月で軽度三角頭蓋の手術を受けた息子は現在、4歳半になり、手術から2年半ほど経過しました。
手術をするかどうか決断し、手術をした当時、その時点では「発達障害」かどうかの診断は下っておらず(だいたいの病院は、3歳頃に自閉症等の診断を下します)、「発達が遅れている」という状況で、悩んだ末に手術をしました。
3歳になって発達障害の診断を受けました。手術をしても発達障害自体は治りません。これは、手術をする前から病院の先生から言われていました。
手術直後、それまで息子の名前を呼んでも手をあげる等の反応は無かったが、呼び掛けに対して手をあげる反応が急に出来るようになった時、手術の効果だと思いました。
現在、息子は発達障害であることに変わりありませんが、手術によるフォローが効いていると思っています。
一方で、同時期に手術をした極度の多動の子で、術後も変化がなかった子の話も聞いたことがあります。
【現在の状況等について】
・1歳過ぎから市の発達支援施設に通い始め、現在も週5日通園。平成29年10月より、一般の幼稚園に週2日、施設に週3日のバランスでの平行通園を予定。
・最近行った発達検査では、発達度合いは約7ヶ月遅れ。今後、小学校は、支援学級をメインにした普通学級との平行通学を検討。
・発語について、手術後しばらくして、呼び掛けに対し、返事ができるようなった。
最近は、五十音の中で「き」など、いくつか発音しにくいものがある。3語文以上の長い話もできる。自らクイズを親に出すなどもする。
自分の気持ちを伝えたり、友達ことを褒めたり、慰めたりできるようになってきた。
・困ったことがあると、突っ立ったままフリーズすることがままある。
・トイレについて、オムツは現在もまだとれず。トイレの便器に恐怖感を持っている。小便についてはつい最近トイレですることができるようになった。うんちはオムツでしか出来ない。
・こだわり等について、テレビのCMに強い興味あり。
掃除で掃除箇所の順番や、食器洗いの洗う順番などにこだわりあり。気に入ったアニメ映画を毎日観て、日頃、アニメの中のセリフを独り言で喋る。アニメのセリフは、日時生活でも使用することがあるなど、役に立っている。
・ドアが閉まる音、スプレーを噴霧するときの音など、大きな音や特定の音に対して感覚過敏あり。身体が濡れることや手が汚れることに対し異常なほど嫌悪感を持っていたが、最近、濡れたり汚れたりすることには我慢(慣れることができるようになったかも)できるようになってきた。
・運動面では、走り方がぎこちない。指示通りに体を動かすことができない。同じ年の子供と比べ、身体の使い方は上手くない。