梅干しの健康効果を知れば知るほど食べたくなる
日本人になじみ深い「梅干し」。
日常的によく食べるという人は多いのではないでしょうか。
長野県諏訪市/仙腸関節調整専門治療
治療院藤森スタッフ 按摩マッサージ指圧師の
金子です。
梅干が一般家庭の食卓に並ぶようになったのは江戸時代からだそうです。
梅干しは縁起物だったり薬だったり、重宝されていました。
明治時代「薬効・殺菌力を実践」
明治11年、和歌山でコレラが流行し始め、翌年にかけて1768人の死者が出たそうです。
このときに梅干の殺菌力がコレラ対策に効果が出たところから、健康食として見直され需要が急増しました。
実際に日清戦争のころ、 築田多吉(つきだたきち)という軍医の方が、 伝染病に感染してしまった兵士に梅肉エキスを与えて完治させたことで梅干の薬効を実践したそうです。
そんな効果抜群の梅干しに含まれる栄養はご存知ですか?
梅干しには、今お話しした健康効果だけでなく、ダイエットにも嬉しい効果が期待されています。
そして梅干しは「1日1粒で医者いらず」と言い伝えられている健康食品です。
梅干しを想像しただけで、口の中がスッパくなり唾液が口の中でいっぱいになる人も多くいるのではないでしょうか?
◎唾液は消化酵素の1つ
デンプンを麦芽糖などに変える作用もあります。
そして口の中の潤滑油のような働きもしています。
唾液は消化酵素の働きだけでなく、口の中の粘膜の汚れを取る働きもありますし、菌に対して攻撃するような抗菌作用もあるそうです。
怪我をしたときは唾でもつけとけと、私が子どものころはよく言いましたが、これは組織を修復する成分が唾の中に入っていたので、昔の人たちは知らないうちに抗菌作用があったことに気づいていたのかもしれません。
他にも初期の虫歯なら、もう1回、回復させるような再石灰機能もあるそうです。
ただし、それは自分自身の唾液なので問題ありませんが、赤ちゃんの食事は親が噛み砕いた物を食べさせるのはやめましょう。
生まれたときは口の中に虫歯菌は存在していないので、親が食べた物やスプーンで赤ちゃんに食べさせると虫歯菌が移ります。
◎梅干しを食べて酸化した身体をアルカリ性に
梅干しを食べたときの効能が本当に凄いです。
食べて体内に吸収されると、アルカリ性になり血液をキレイにしてくれます。
血液がキレイになることで、身体へのダメージを減らし疲労回復に繋がります
更に強力な殺菌力効果もあります。
多量のクエン酸を含んでいるので、胃の中の病原菌の働きを抑えることができます。
なので昔から梅干しは、お腹の病の予防や改善に良いと伝えられています。
前半に紹介した、梅を食べさせてコレラや伝染病から改善したのが良い例ですね。
その優れた殺菌力は、食品の腐敗防止にも効力を発揮しています。
例えばあなたの弁当に、梅干しが入っていたり混ぜ込んであったりしませんか?
これは食欲が出やすいだけでなく、夏場の弁当が傷みにくいといった保存にも効果があります。
ふつう殺菌というと化学薬品系の消毒剤やアルコール消毒のイメージがあると思います。
これらは身体にとって必要な菌も同時に殺菌してしまいます。
今の日本は何でもかんでも消毒殺菌といって、やり過ぎている傾向があります。
その影響で手荒れがひどくなってしまっただけでなく、免疫力も低下してしまい体調が崩れている方もいます。
しかし梅の殺菌作用は万能で、身体に不必要な菌は殺菌し、腸内細菌のような有益の菌を育て身体の健康を守ります。
もちろん梅ですので副作用はありません。
梅干しは体内に吸収されるとアルカリ性になるので、血液の浄化作用が身体の異常を正し、健康増進効果につながります。
私はシンプルに、おにぎりの具にしたりご飯の上にのせたりキャベツと和えたりして食べています。
ただ気をつけたいのは、梅干しなら何でも良いわけではありません。
自分の家で梅干しや梅漬けなどを作っていればいいですが、市販されている多くの梅は添加物だらけです。
これだと体への負担しかありませんので、成分表を確認して1番少ないのを選ぶか、自家製の梅干しや梅漬けを作ってみてください。
私は砂糖を使わない梅漬けと梅ジュースを作りました。
気温の変化が続いているからこそ、こういった食品を食べて自然治癒力や回復力を高めて、上手に体調管理をしていきましょう。
骨盤調整健康法 治療院藤森
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