こんなことありました。 | ★父から息子へ ★からまるパパの息詰まったら読む手紙

★父から息子へ ★からまるパパの息詰まったら読む手紙

からまるパパが息子へ宛てた手紙です。悩み、苦しみ、息詰まることもあるだろう。そんな時にパパが学び、感じ、思ったことを正直に綴ります。もし、人生に疲れたら・・・これを読んでみて欲しい。生きるヒントがあるかもしれない。きっと素晴らしい人生が君には待っているよ。

いつも施設にいる認知症のばぁば。


なぜかぼくのことを

「店長」と呼び、いつも笑顔で慕ってくれる。


しかし、

夜になると不穏になり、ぼくを困らせる。


時には、他の方のケアに呼ばれ、

ばぁばに振り回され、イライラすることも、、、


自己嫌悪で

「自分は介護や医療にむいていない」

と辞めていってしまう若い人も

多いとか、、、。


ゆっくりかまってあげたいのに

なかなかできなくて、ごめんな、ばぁば。


きっと、オイラとばぁばとでは、

見ている世界が違う時があるんだよな。


なかなか分かってやれずに悪かったね。


介護も医療も色々あるけど、

もっとのんびり、ゆっくり、

ひとりひとりと関われる時間や機会が

必要なんだよな。


インテーク、アセスメント、問診等々

言い方は色々あるけど、

簡単に言えば、人と人が分かり合う

には、時間と気持ちが必要だということ。


自己嫌悪なんてならないでほしい。

オイラも一緒でイライラもするし、

自分が嫌にもなるけどさ、


ちょっと笑って話せる時間を

まずは作ってみようじゃない。


目をみて、顔をみて

話す時間を5分でもいいから

作ることから始めよう。


ばぁばは、朝になると

また、ぼくのことを「店長」「店長」と

笑顔で呼びながら、慕ってくれていました。