6月10日
午前11時20分
診察予約ができT病院へ

先生は
ニコに会ってすぐに
咳出てるね
肺炎かな
呼吸苦しいね
優しく声を掛けてくださる

血液検査とレントゲンへ

いつもならすぐに私のところは帰ってきた
ニコ

今回は
先生だから来て
呼吸が苦しいから酸素のお部屋に入れて
結果待ちましょう


いつもより長く感じた
待つ間
家族で決めた治療方針を整理して待つ

診察室に呼ばれ

レントゲンの肺は
白い影
やはり肺炎
咳に血が混ざっていたことから
肺から出血もあるだろう

血液の結果は
今までで1番悪い
ニコの様子から悪いの予想していた

酸素が上手く運べない
本当なら輸血していいレベル
ドナーを探して
輸血するのに半日から1日入院

輸血しても輸血の負担で亡くなるかも

今の様子を話していただき

私から先生へ
もう抗がん剤はやめて
飲み薬だけにしようと思うこと
痛いこと注射
家族と離れることは
控えてたい
そして
お世話になっておきながら
お伝えしにくいですが
家の近くの病院で
看取ってもらいたい
赤ちゃんから見て頂いている先生のところへ
行かせてほしいと
お伝えする

先生も涙をこらえながら
話を聞いてくれた
最後までニコと私たちに
寄り添ってくださり
感謝しきれない

病気を見つけてくださったこと
最善なことを一緒に考えてくれたこと
感謝です

今のニコは
呼吸が苦しいし酸素が上手く取れないから
酸素室をレンタルすることを提案してくれ
すぐにレンタルするところに
確認をしてくれた
ニコも苦しいけど
その姿を見る家族と辛いだろうから
少しでも楽になればと

また
転院する病院にも連絡してくださるとのこと

肺炎に効くであろう
抗生物質の注射をして
帰ることに

すぐに酸素室レンタルも届き
ニコの酸素室での生活が始まる