おはようございます
大晦日になってようやく更新できそうですね
松坂王子から南に向かうとくも池があり、その畔に徳本上人の石碑があります
その石碑を通り過ぎると汐見峠に差し掛かります
汐見峠『説明板』より
古の都人が熊野への長い旅の途中で憧れの海を見たのは且来から井田へ越えるこの峠であり、目の前に広がる海原を見たとき、その大きさと風景の美しさに歓声をあげ、いつまでも立ち尽くしたことから「汐見峠」の由来となった。
安政2年(1855年)の安政大地震のとき、大津波に逃げ場を失った人々が汐見峠の地蔵の不思議な力に呼び上げられて救われたという。それ以来、地蔵は「呼び上げ地蔵」と呼ばれており、台座には「志おみとうげ 大くり(小栗)道」と刻まれています。
全景
御堂
峠から松坂王子方向
峠から松代王子方向
峠を過ぎると井田に入り、道なりに南に行くと春日神社の石碑が左側に見えてきます(神社はここより東側の山に鎮座)
石碑を左に曲がって登山道を上がっていくと松代王子旧跡がありますが、その石碑の前に松代橋があります
で、引き返して登山道を上がっていくと児童会館が右側に見えてきます
この辺りはまだ舗装されていますが、もう少し行くと地道になります
登山道は狭くなって行き、この道の途中に松代王子があります
松代王子『説明板』より
『紀伊続風土記』には「春日山の裾にあり、社廃す。公命ありて石を立て表章す。…(略)…寛文記に『井田村松代橋といふあり。其辺に王子屋敷といふ。』とあり」。小祠には「松代王子」と刻まれた石碑があるが、古くは春日山の西麓、古道沿いの民家にあったものを現在地に移したと言われている。
説明板
全景
小祠
王子から登山口方向
王子から山頂方向
旧跡はここですが、明治35年(1902年)に近くの春日神社に松代王子が合祀されており、その社が神社裏の専用駐車場の近くに鎮座しています
松代王子社
松代王子を抜けると次は菩提房王子に至ります
―――
最初、松代王子が神社にあるのを見て満足していたのですが、先駆者たちのサイトを見るとこちらが後々のものであり、こことは別に旧跡があることを知り、再訪となりました
とりあえず、春日神社まではスムーズに行けるので途中、下見の時にスルーした汐見峠に立ち寄った後に春日神社へ向かいました
で、春日神社からは徒歩で旧跡と橋を見てから、菩提房王子に向かったのですが…ないっ
たしか、蓮花院と梅本建具店の間にあったはずと思いながら付近をぐるぐる
違うのかなと思って幡川から再度西に狭道を入ったのですがわからない
菩提房王子はまた来年再々訪して確認しますね
…ということで明日は元旦ですが、熊野一の鳥居から更新します