こんにちは。

3月に入り、シーズンも終盤と思いきや、ここにきて降雪予報ということで、下倉スキー場&田沢湖スキー場の奥羽山脈横断ツアーを敢行してきました。

盛岡を拠点に、「日本の背骨」と呼ばれる奥羽山脈を横断し、八幡平の表と裏を満喫するこのルートが最近のお気に入りです。


さて、初日の下倉。3月下旬で、このコンディション。

 



今回、リフトに乗ってあたりを眺めていると、とにかく何もかもが雪で埋もれていて驚かされました。
看板もポールも、リフト下にあったクラックも、もっさり埋もれていて、これは相当降ったんだろうな、と。そして重いんだろうな、と思っていたのですが、スキーヤーがコース脇でぶわーっとスプレーを飛ばしているのを見て、テンション爆上がり。まじか、と筆者も入ってみたら、たしかにパウダーでした。


本当に3月下旬か???と思うほどのコンディション。

その後は大好きなツリーランエリアをリフトでぐるぐる回し、平日だったこともあり、ほぼ貸し切り状態でした。


若干パウダーは重かったのですが、その分、ノートラックを見つけて
ターンが決まると最高に気持ちよかった。。。そして、縦に落としていくスピード感がたまらない。左腿はパンパンになりました。2週間ぶりのスノーボードだったので、脚の筋力が若干落ちているのを感じます・・・。でも、とにかく最高に楽しかった。


下倉スキー場はリフトがゆっくりですが、筆者はこのリフトに乗って木々をゆっくり眺めている時間が好きです。この日は、うさぎの足跡があちこちにあったり、リフト下を流れる沢から小鳥が飛び立ったり。少しずつですが、季節は進んでいるんだなーと感じました。





話は変わって、下倉スキー場といえばシナモンロールが名物だそうで。

筆者はいつもセンターハウスで香りだけいただいていたのですが、今回はシーズン最後の訪問になりそうなので、食べてみました。



シナモンロールももちろんおいしかったのですが、試食でいただいた八幡平のハチミツがまた美味しくて(お皿にのせています)、パウダーで最高にテンションが上がっていたこともあり、お土産に買って帰ることにしました。

ちょっと口に含むと、花の香りが広がる、そんなおいしさです。山で滑っている身としては、この山の幸をいただいているような気がして、すごく贅沢な味に感じてしまいました。


さて、シナモンロールも、ツリーランエリアも食べ尽したところで、スキー場に別れを告げ、温泉へ。

以前訪れた「松川温泉・峡雲荘」が本当に素晴らしくて、再訪したかったのですが、この日は残念ながら休業日でした。 



趣のある雰囲気に、きっちり清掃が行き届き、お湯も最高だったんです。夏にまた来たい。 


せっかく温泉郷まで来たので、今回は隣にあった松川荘へ行ってみました。こちらは地熱発電所に隣接しており、発電のためのパイプが張り巡らされ、独特の雰囲気。建物のまわりからも温泉の煙が噴き出していました。






翌日は奥羽山脈を横断して田沢湖スキー場へ。


この日はスキー場の上部と下部とで全く雪質が違っていました。

朝イチ、パウダーが悪くないように見えた中腹あたりで滑ってみると、凸凹がそのまま固まったようなコンディションに。これは滑れたもんじゃないぞ、ということで、とりあえず山頂まで上がってみます。


これが大当たりで、パウダーめちゃくちゃ軽くて最高でした。見た目がよさそうで、ツリーに入らず、オープンバーンに向かってみたところ、ほとんどラインがなく、思いのままにターンが切れました。一瞬、バックカントリーで滑ったときの、あのターンの感覚がよみがえったほどです。


前日の下倉は若干重いパウダーでしたが、田沢湖の方は結構軽め。通常、日本海側の方が重めなのですが、3月に入り低気圧が太平洋側に移動したこともあって、コンディションが逆転したのでしょうか。



オープンバーンを何本かいただいたあとは、森の中に入ってパウダー祭り。この日は休日で、さすがに独占とはいかなかったので、リフトからどこが良さそうかチェックしながら、限界まで回していました。木々の間を滑るのがほんと楽しい。スノーボードが無い人生は考えられないな、なんて思ったりしました。


とにかく最高の2日間でした。おそらく今シーズンのラストパウダーになると思いますが、大好きなスキー場で滑れて良かったです。


気づけばもう3月も最終週。筆者は4月に八甲田山でバックカントリーを予定しており、それが滑り納めになりそうです。天気が当たるといいな(・ω・)