こんにちは。
さて、2月下旬にバックカントリーデビューを果たしまして、今回は、その際に発生した手続きやら道具などのハード面を中心に記録しておきたいと思います。
■初挑戦ならツアーへ参加
筆者は雪山登山の経験も無く、雪崩リスク管理等の確たる知識も持ち合わせておらず、ということでガイドツアーに参加しました。
筆者は単独でツアーへ申し込み。普段からボードに限らず1人で行動することが多いので特に気にせず申し込んでいましたが、実際に行ったら単独の筆者+友人同士2名という状況。最初こそアウェー感に戸惑いましたが、全員の年齢層が近かったことと、メンバーとほぼ1日、山での行動を共にすることになるので自然と会話も生まれます。また、ガイドさんの人柄もあって、和やかな雰囲気の中、楽しむことができました。
筆者は装備も揃えておらずでして、アバランチギア3点、ザック、スノーシューと、フルセットでレンタルしました。バックカントリーの道具は夏登山やゲレンデスキー等々への汎用性がないし、値段も高いものが多いので、レンタルでいろいろ使ってみて、今後続けていくとなったら、購入する際の参考にさせていただきたいな、と思っています。
ちなみに、バックカントリーを始めたばかりのエントリー向けツアーであればレンタル料もガイド料金に含まれる場合もあります。これはツアーに参加したあとで知ったことでしたが、そういうツアーの方が逆に参加者の経験値が揃うので、ペースも合うでしょうし、次回以降はそういったツアーに参加したいなと思っています。
■保険加入
筆者の参加したツアーは事前に保険加入しておくことが必須条件でしたので、ネットで前日に加入しました。大寒波とぶつかり天候がかなり怪しかったので、あらかじめアテを見付けておき、実際の申し込みはガイドさんとの前日打合せが終わってから行いました。
バックカントリー保険で検索すると、1日単位や1シーズンなど、意外といろいろ出てきます。中には、ゲレンデスキーは保険対象だけど、バックカントリーは対象外、というものもありまして、申し込もうとしていた保険がまさにそうでした。確認は大事。
また、逆に、ツアーによってはガイド料に保険料が含まれるものや、受付時に申し出ればそこで保険に入ることも可能、というパターンもあります。

■ゲレンデスキーならいらないけど、自分で用意したもの
(2月。気温-10℃前後。曇りのち晴れ。)
・保温水筒+温かい飲み物
・立ったままでも食べられる昼食・行動食
筆者は甘いドーナツを3つ+青のウィダーゼリー。登攀でかなりエネルギー消耗したので、ウィダーは1つでは足りなかったのが反省点。
・サングラス(ケースも)
・アタックザック
筆者はザックをレンタルしましたので、自分の荷物(水筒など)がバラバラにならないように、ペラペラのアタックザックに入れて持参し、それごとレンタルしたザックの荷室に入れておきました。 アタックザックが無ければ、ナップサック等でも良いと思います。
・ミレーのドライミナック
見た目にインパクトがある編み編みのベースレイヤーです。ドライミナック+メリノウールのインナーの組み合わせで、登攀はかなり汗をかいていたはずですが、冷えることなく、大満足でした。筆者は登山でもランニングでも愛用しています。
・ストック
登山用のストック(LEKI cresida)を持って行きました。 夏登山とバックカントリーの違いとして、リングを大きなものにする必要があることについては割と言われている気がしますが、それに加えて、石突き(先端)のキャップを外す必要もあります。筆者はこれに気付いておらず、キャップを付けたまま持っていました。雪で刺さりずらかったし、かといって強く刺そうとすると、しゅるっと縮んでしまったり、絶妙な不便さがありました。細かいことですが「やってみないとわかんないもんだな」と思います。
とはいえ、ストックは本当に持って行って良かったです。装備が重いし、スノーシューでの歩行も慣れないので、最初は歩くたびに自分の重心が左右に振られ、ストックで支えているような状態でした。 夏登山でも頼りにしていますが、冬はほんと、無くてはならない存在です。
■次回までに買おうと思っているもの
・バックカントリー用のグローブ
これは頭ではわかっていたのですが、やっぱり必要です。スノーシューの履き替えや、ストックの握りなど、やっぱり5本指が必要だな、と。操作性、透湿防水性、できれば値段も・・・ということで、テムレス05を検討しています。これならバックカントリーだけでなく、春シーズンにも重宝しそう。
■失敗したこと。後悔していること。
・GPSログを取れていなかった。。。。あとで見返したかったのに。
次回はヤマレコアプリ活用します。
・こまめなエネルギー補給
終盤かなりバテていたので、そういうタイミングでゼリー等のエネルギー源を補給しておけば、もう少し違ったかもな、と。ザックを下ろさなくても補給できるよう、ショルダーハーネスに付けておこうと思います。
・GOOGLE SOC ゴーグルソック
いつも使っているGOOGLESOCを持って行ったのですが、グローブをした手ではうまくはめられず、ゴーグルが手から落ちて雪の中に。幸い、これが序盤での出来事で、滑走時にはレンズが乾いていましたが、タイミングによっては洒落にならんぞ、と。ケースを持っていくなら、単純に入れるだけのものを。自分がザックを購入する際は、ゴーグルポケットにフリースが付いているものがいいな。。
・スマホ充電ケーブルが切れていた。。。
転倒の衝撃でしょうか。割と早い段階で切れてしまいました。
