こんにちは。

慌ただしい年度末、年度初めが一気に過ぎ、気付けば4月なかば。

街では暑くて半袖で過ごす日も出てくるほど。春の気配を一気に飛ばして初夏の陽気が漂っているこの頃、、、ついに、筆者も滑り納めの時期が来ました。

 

■憧れの八甲田山

 


八甲田にいつか行ってみたい、、と思い始めたのはいつの頃かも思い出せないぐらい前なのですが、ボードを始めて間もないころからパウダーに憧れていたこともあり、十数年ぐらい思っていた場所だったと思います。

 

ただ、八甲田といえばやっぱり怖いイメージも大きいので「いつか行ってみたいけど…」のままでした。

ネットで調べると「コースアウトして道路に出てしまった(※)」とかいう声もあったり、あとはやっぱり雪中行軍のイメージもあるので、二の足を踏みまくっていたわけです。

 

※後述しますが、現状では状況改善されたように見受けられ、よほどの悪天候でない限り、コースアウトの心配はなさそうです。

 

筆者はここ数年東北エリアを滑るようになり、ふと「春に八甲田に行ってみようかな」と思い立ちました。いきなりハイシーズンは辛いけど、春なら、、ということで、滑り納めを八甲田で迎えることに。

 

■八甲田ロープウェー

 

 

青森市内からロープウェイ山麓駅まで車で1時間もかからずに行けます。筆者が行ったのは4月初旬。それでも道路に一部雪が出ていたのと、駐車場は雪解け水が凍ってパリパリになっていましたので、やっぱりスタットレス必須です。

 

朝は登山客やバックカントリーの方々でロープウェーめちゃ混みでした。でも、重装備の方々で賑わうこの雰囲気がたまらないです。

 

ロープウェーで登っていくとこの景色!岩木山もしっかり見えました!もはや神秘的で、この景色を見るだけでも登る価値があると思います。

 
別の角度では下北半島も一望できました。春で少し霞んでいましたが、冬の晴れた朝とかなら北海道まで見えるんじゃないかな。。。

 

 

■景色を堪能して、いざコースへ。

コースについては記録しておきたいことがいろいろあるので、以下、箇条書きします。

 

・コースは下の画像のようにポールで示されており、所々ロープも張られているので、よほど視界が悪くない限り、コースアウトすることはなさそう。ポールは1から順に続いて立てられています。

 



・春スキーなので、朝イチはガリガリのアイスバーンでした。

 筆者は1本滑って、売店に行ったり休憩したり、少し時間をおいてから2本目に向かいました。2本目以降は溶けかけシャーベットな感じで滑りやすかったです。

 

・コースはめちゃくちゃ長いイメージがありますが、正直、ほかの大きなスキー場で山頂から山麓まで滑り降りるより楽です。

ただ、筆者が行った日は2つのコースのうち5kmあるフォレストコースはクローズで、3.5kmのダイレクトコースのみオープンでした。

 

 

 

・コースとはいえブナ林の自然地形を滑るので、通常のスキー場のような圧雪バーンはないです。

木が生えていたり、地形でコース幅が狭いところがあります。アイスバーンだと注意が必要かなと思います。

 

・朝イチのロープウェーこそ混んでいましたが、大半はコース外に出てしまうので、コースの中は意外と空いています。10時ごろから観光客も混じりますが、発車時刻前に並んでおけば座れるほどの余裕があります。

 

・完全に春雪で結構汚れているのに、板が止まるようなストップ雪ではなかったのが新鮮でした。前回別のスキー場で「妖怪板掴み」に散々苦しめられたので、ありがたみを感じます。。

 


・八甲田とはいえ、晴れていればやはり暑いです。一応、冬ウェアーと春ウェアーを持参していて、1本目は冬ウェアーで臨みましたが、下山してすぐ着替えました。ヒートテック等も汗冷えのもとになるので、おすすめしないです。

 

そんな感じで、しっかり整備され、安全なスキー場でした。

筆者は最初やっぱり怖いイメージを払しょくできなかったので、非常食やら携帯電話の充電器やらいろいろとザックに詰め込み背負っていきましたが、2本目からはやめました。笑

 

ブナ林を滑るコースはやはり爽快で、天候にも恵まれ、素晴らしい滑り納めとなりました。これは毎年通ってしまいそうです。天気の良い日に当たれればハイシーズンにも来てみたいなあ。。


ちなみにロープウェーHPを見て思ったことですが、冬シーズンはわりと運休していることが多いです。つまり、逆に言えばロープウェーに乗れるということは、それなりに天候も安定しているということかな、と。そういう意味もあって、安全さが担保されているようにも思います。

 

■酸ヶ湯温泉

滑り終わった後は汗だくで、そのまま酸ヶ湯温泉へ直行。車で10分程度の距離でした。

駐車場で車を降りた時点で、硫黄の香りが漂ってきます。

 

 

 

 

 

趣のある建物が出迎えてくれます。歴史のある外観ながら、明るい雰囲気で、しっかり手入れが行き届いて、清潔感のある温泉宿でした。

 

大きなお土産屋さんもあり、筆者もここでお土産を購入しました。

筆者はあんまり温泉に詳しくないですが、温泉成分が濃厚というか、しみ込んでくるというか、、、素晴らしいお湯でした。(語彙力。笑)とにかく、ここはぜひスキー場とセットで訪れたい場所です。

 

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スキー場と温泉を満喫したので、そのまま青森へ下山。

これで23-24シーズンは滑り納めとなりました。。。なんだかんだいろいろあったけれど、やっぱり楽しかったなあ。

 

これからランニング&登山シーズンに入ります!また新たなシーズン幕開けということで、こちらも楽しみです。