こんにちは。

3月に入り、これまでの暖冬が噓のように天気予報には雪マークが並んでいるこの頃。

なんだか変な気候ですが、スノーボーダーとしては嬉しい限りです。winter welcomeback!

 


とはいえ、時期は3月。この寒気がいつまで持つか。。。。と考えると、このチャンス、逃すわけにはいきません。

 

実は筆者、暖冬に早々に見切りをつけ、この時期に八甲田へ行こうと思っていたのですが、雪が降るならむしろ行けないなあ、と。笑

どこに行こうか考えた時に、、ふと、「八幡平のパウダー」ってまだ当たっていなかったな、と思い至りました。

 

※八甲田は初めての訪問になるので、天気の良い時をねらって、4月に訪れる予定です。

 



前回の下倉スキー場にて。ドピーカンでした。笑

さて、天気予報を見ていると、金曜夜から降雪、土日は大雪の予報!これは最高の予感。

 

ということで意気揚々として新幹線に乗り盛岡へ。金曜夜に着いたのですが、あれ、全然雪がないぞ(´・ω・`)

宿で天気予報を見ていると「予報が変わり、低気圧は南下した」とのこと。えええ!このタイミングで予報変わっただと!?!?

 

すでにリフト券を購入してしまったので、行先を変えるわけにもいかず、当日の朝、八幡平リゾートへ。HPに掲載されているライブカメラを見ても、前日の降雪はほとんどなかった様子。

 

まじか。


曇っているから眺望も無いし、パウダーもない。

 

ただ、1つ救いだったのは、朝9時ごろから降雪の予報になっていたこと。もうこれを信じて待つしかありません。

 

とりあえず下倉スキー場に来たからには、、ということで、ひたすらツリーランエリアの「クルーズ」を回していました。



マップで見ただけではわかりませんが、「クルーズ」は実際には途中連絡通路が横断しており、上半分と下半分に2分されています。

前回、下半分の方は、エリアが広すぎて若干怖気づいてしまい、出口にたどり着く前に、シルキーコースへ離脱してしまったので、今回まずは出口までの道を探ります。

 

入口から少し下ると「出口→」の看板が二か所あり、この看板を超えてしまうとエリア外に出てしまうので要注意です。



マップでもエリアはカーブした形をしているように、全体的に右方向に進んでいくことになります。

この「出口→」を外れてしまうと、大きな沢に阻まれてしまい、スキー場内に戻れなくなってしまいます。

 

。。。というのも、筆者はこの表示を見落としてしまい、気付いたらエリア外に出てしまいました。

 

当初、まさかエリアを外れているとは思っておらず、滑っていると急に沢が出てきたんです。おっと危ない、、と。雪が少なくて埋まっていなかったのかな、なんて思っていると、その後何度も小さい沢に出くわす。


細かい沢の上を渡らなければならなかかった場面もあり、脚が震えました。


そしてふと見渡すと、通常のコースがあるはずの方向に、樹木が壁のようにびっしり生えそびえています。ここで、おかしいぞ、と。

「もしかしてエリア外れたか?」とそこで気づいたのですが、正直、本当に怖かったです。


たまたま誰かのトレースがあり、それを追っていたのでなんとか冷静さを保っていたような状態でした。見失わないように必死でしたし、このトレースが無かったらかなりテンパっていたと思います。

そのままトレースを辿って下ると、スキー場の周囲を通る道路に出ることができ、歩いて復帰しました。それでも2キロ以上歩き、体力的にも精神的にもやられました。。。

 


クルーズ上部はピンクの規制線が張られていますが、下部には無いので、エリアを出てしまう可能性もあります。とにかく滑走時はできるだけ右寄りに滑り、途中で止まりながらでも自分の位置を確認して滑らなきゃ、、、と反省しきりです。(後述しますがパウダーに当たってテンション爆上がりした感は否めません。。)

 

「出口→」の看板が見えたら必ずその方向に進むこと。ちなみに最初から右寄り(シルキーコース沿い)に進んでいると、看板には当たらずそのまま出口にぶつかります。


※規制線はありませんが、木にピンクの印が付けられています。それを目印にすればコース外に出ることはないかと思います。



 

。。。

 

そんな怖い経験もしたのですが、それでも八幡平パウダーは素晴らしかったです。

話は戻りますが、朝、予報通り、少し待っていたら降り始めました。

そして、降り始めたと思ったら、ごんごん降ってきて、景色が一変。ツリーランエリアもあっという間にふかふかに。

 


八幡平エリアでは、安比も含めて降雪にあたったのはこれが初めて。

雪は完全なドライパウダーで、  全く水分を感じさせない、ものすごく軽い雪でした。ここまでの雪はなかなかほかのエリアでは味わえないと思います。

 

握っても固まらないとか、雪だるまが作れない、とはよく言いますが、新鮮だったのは踏んでも「きゅっと鳴らない」こと。気温が低いときに雪を踏むと、大抵ぎゅっと鳴りますが、おそらく雪が固まらないからか、音が鳴らないんです。

 

滑っていると、特段意図せずとも ふぁさぁぁあっとスプレーが舞い上がる。雪に湿度があると、ある程度板で踏んでいる感覚(弾力がある感じ)がありますが、それがない。



粒の細さが伝わるでしょうか。。

板のコントロールもかなり楽で、自分の意思と板の反応にタイムラグが生じない。この雪はすごいな。天気予報を見た時は焦りましたが、本当に降ってくれてよかった。

 


この日は1日、大自然の美しさと、怖さを教えられた日となりました。

いろいろありましたがそれでもやっぱりここのスキー場は魅力的で、充分注意しながらもまた通いたいと思っています。