こんにちは。
ここ最近(というか昨シーズンからずっと)ぶち当たっていた壁、ヒールサイドの後半。
ちょっとずつ克服できているような気がしていて、今回は克服のきっかけとなった「後ろ足」についてまとめておきます。
■powerride17で苦手が浮き彫りに
今期、KORUAで滑っていることもあって、そもそもカービング自体は調子よかったんです。
ただ、新しく投入したpowerride17を装着すると、今までより身体の動きやら使い方がダイレクトに板に伝わる分、苦手な部分はより鮮明になって、ゴマカシが利かなくなった感じ。
トゥサイドはがっつり行けるのに、ヒールサイドは切れ上がって次のターンに行けなかったり、ノーズが刺さったり。滑りながらも「ヒールだめだめだなあ…」と感じていました。
■昨シーズンまでの収穫
これまでもヒールの後半についてはいろいろと考えていました。
①後半に切れ上がる⇒視線の角度設定が深すぎ
②ノーズが刺さる⇒ノーズに乗りすぎ
昨シーズンまでの気づきはこの2点。
ただ、「視線の角度設定を浅く」「ノーズに乗りすぎないようにする」の2つを実践しても、どうしてもヒール後半に迫力がないというか、滑りが助長になってしまうんです。
というのも、
ヒールで重心を下げようとすると、どうしてもノーズに乗ってしまう
⇒ノーズに乗らないようにする
⇒荷重ができない
、、、ということだったと思います。
■トゥサイドは後ろ足を意識すると。。。
すこし脱線しますが(笑)、
当初、自撮りした動画を見ていて、もっと角付けしたいなあと思い、とにかく重心を下げてトゥサイドは膝とか肘までこするようなイメージで滑っていました。
その時、トゥ後半で後ろ足の外側を意識すると、ヒールへの切返しの時にクロスオーバーがスムーズになって次のターンにつながりやすいな、と。
エッジの最後の最後まで使い切っている感覚があります。
で、同時にヒールがだめだめで悩んでいて。笑
たぶんヒール後半でもっと後ろ足を意識した方がいいんだろうな、と思い至り。
とにかく「後ろ足の太もも内側」だけを意識して滑ることにしました…!
■一連の流れでスムーズなターン
トゥ⇒ヒールの切返しが終わって、山回りに入るころ、「「「後ろ足!!!」」」と自分に言い聞かせて滑ってみると、そのままトゥサイドへの切返しまでスムーズにつながるように。
やっぱりターンって一連の流れであって、
ヒール後半が良くなると、ヒール⇒トゥの切返しも良くなるんですよね。
それで、もともと良かったトゥサイドはより良くなりました…!
体感的にはゴーグルがバーンすれすれになるぐらいまで低くなれていた感じでした。
(コースにいる人の視線も感じたりして嬉しくなったり(^ω^))
こんな滑りがしたい!
■永遠の課題も解決か!?
実はもう何年も持ち越しになっていた課題で、
「ヒールサイド後半の腰の向きが進行方向を向いていない」というのがありました。
実はヒール後半の助長な感じも、大元はこれが原因かな、と。ただ、腰の向きを進行方向に向けようにもどう姿勢をとっていいかわからず。
それが「後ろ膝を曲げる」ことでやっと解決しました。
(うしろ膝だけを曲げると、腰が捻じれるので自然と前を向きます。)
ちなみに、、、
ヒールで前足を伸ばすことは、いまは敢えて意識していないです。シンプルに後ろ足を曲げるだけ。(これまで紆余曲折あり、過去記事にはこれを実践していた時期もありました。)
というのも、伸ばそうとすると変に力がかかったりしそう、というのと
膝を痛めやすい、という理由からでした。
動きとしても「伸ばす!」というより「曲げる!」の方がイメージ的には動きやすいかな、なんて思っています。
■パウダーも後ろ足の意識で変わる
さて、ヒールの後ろ足の意識をもっと自分の中に落とし込みたいなと思い、またスキー場へ向かったのですが、
その日の天気が「晴れ⇒雪⇒晴れ⇒雪」と永遠パウダーリセットな感じで、もうパウダーが楽しくて楽しくて。笑
パウダーって今までカービングのように理論的に考えることもなく、ただ滑って楽しんでいただけだったんですが、
今回の「後ろ足の意識」をパウダーでも使ってみようと思い。
イメージ的にはこんな感じです(理想)。
すると結構な急斜面でも斜度を感じることなく、板も操作しやすいし、格段に滑りやすい(((o( ˙꒳˙ )o)))!
パウダーでもヒール⇒トゥの切返しが苦手だったのですが、スムーズになりつつある気がします。
なんとなく、で滑っていると、思いのほか身体って動いていないものだなーと、改めて気付かされます。。。
正直な話、「後ろ膝を曲げる」なんて、単純だし、正直だれもがやっていそうなことですが、意識するだけで滑りが変わるなと思うこの頃でした(・ω・)