こんにちは。
夏の猛暑も終わり、ようやく秋めいてきたこの頃。
早割り券やらシーズン券の案内なども届き、冬が近づいてきたな。。!という季節がやってきました。冬支度、わくわくしますね。
さて、22-23にはKORUAで滑ることになるのですが、
そのためにブーツの剛性を高めるべく、POWERRIDEを投入したいと思っています。今回はどんなモデルがいいかなと検討してみました。
■まず結論
いきなりですが、記事がかなり長くなってしまいますので、先に結論を。筆者が最終的に選んだモデルは【POWERRIDE 17】です。
昨シーズンの試乗会で割と硬い板を中心に乗っていたのですが、シーズン終わりにブーツを見てみると、少しへたりが見受けられます。。。
今後、硬いKORUAに乗ることを考えると、よりブーツへの負荷は高まるでしょうし、剛性・レスポンス性を高めたい。
そこで、ブーツの追加パーツとしてpowerrideもしくはdeeluxeのフレックスブースターの購入を検討していました。
まず、懸念されるのが
POWERRIDEはブーツアウターの中に入れるのに対し、DEELUXEフレックスブースターはアウターの外になってしまう点。
アウターの中に入れた方がブーツのフィット感向上にもなるし、身体に近い方が力も伝わりやすいイメージがあります。
フィット感向上については、powerrideで一番柔らかいモデルのfitを使用しており、筆者の中でもすでに信頼感があります。
そして、
powerrideにはウィングモデルがあり、これならブーツの横方向、つまり膝を内側・外側に入れた時の力の伝わりやすさが向上するのでは、、、と考えたことが決定打となり。
この2つの理由でPOWERRIDEの中から検討することにしました。
■もともとはダブルウィングがほしかった
前項のとおり、ウィングに惹かれてpowerrideを考え始めたので、当初はダブルウィングのモデルを検討していました。それで、フレックスをソフトにするか、ミディアムにするかだなあ、と。
ここでかなり悩んでいろいろと調べてみたのですが、
ふと、そもそもウィングは「ダブルで」必要か。。。?と考えてしまい、
もういちど自分のブーツの使い方を改めて考えてみることに。
(ここが迷路の入口でした。笑)
■まずはブーツを眺めてみる
筆者の使用しているブーツ、deeluxeのempireです。
購入したのは18-19シーズン。途中、ケガで空白シーズンがあるので、実質まだ2シーズンしか使っていないです。合計でも20-30日程度でしょうか。
体感としてはまだまだ全然少ないと思っています。
傷みとして気になっているのがシューレースの付け根部分と、アンクルウィンドウと呼ばれる足首の曲げる部分。ブーツを横方向に倒したときの力を受けて穴が広がったり、柔らかくなったりしています。
まあこれを「へたった」ととるか「馴染んだ」ととるか、ですが。。。筆者としてはやっぱり軟化速度を遅らせたい。ある程度の硬さは欲しいですし、可能ならばブーツの寿命もできるだけ長くしたいのが本音です。
■自分の滑り方、ブーツの使い方を分析
ブーツを見てだいたいの想像はできましたが、とりあえず自分の滑り、ブーツの使い方を改めて考えてみます。
とりあえずブーツと板も履いて、トゥサイド・ヒールサイドのポジションをとってみました。
パワーライドで一番効果が出やすいのはトゥサイドだと思うので、まずはこちらから。筆者の場合、まず後ろ足を曲げ、低い姿勢をとることからターンが始まります。
それでターンに入り始めてから、前足も内側に入れていく感じ。
ヒールサイドはまだ自分の中で完成していないのですが、、、
とにかく前足はハイバック、後ろ足はやっぱり内側に入るので、アンクルウィンドウ付近に負荷がかかります。
ということで、やっぱり必要なのはアンクルウィンドウあたりの強化になるのかな、と。
■使うのはブーツの内側
ここまで一貫して「ブーツの内側」に負荷がかかっている、という結論に至りましたので、ウィングは内側のみとして、外側は無しでいいのかも、と考えています。
そこで、POWERRIDEのラインナップを見ていくと、片方のみ穴のあいたモデルもあるんですよね。
なるほどブーツの外側は穴を開けることでフレックスを柔らかくし、内側だけ剛性を高めている、ということのようです。
これならばブーツ外側はある程度自由度を残し、必要な箇所(ブーツ内側)の剛性を高めることができる。。。ここまで考えてきたことにぴったりだ。。!これもいいな。。。(・ω・)
■ウィング有り・無し
そうなってくると選択肢としては次の3つに絞られてきます。
①powerride 17
→外側に穴が空いたモデルの基本系。
②powerride TP(タイプR)
→内側にプレートが付き、より強固になっている。
③powerride wing
→ウィングが内側についている。
まず、ウィングがあることでどんな変化があるだろうか?ということで、
手元にあるPOWERRIDEのfitをブーツに入れてみました。
ブーツの中にある白いものがPOWERRIDEです。
ウィング無しでこの位置。とすると、ウィングはさらに外側に配置されるので、下の写真の赤く囲った箇所になると考えられます。(実物は見ていないので、あくまで想像です。)
そうであれば。。。。。
ウィング部分は、ブーツのアウター部分に重なることになります。使用しているDEELUXEのempire、アウター部分は割と硬め。現状として、この部分の剛性には特に不満がないので、、ウィング無しでもいいのかも。。。?
(当初の思惑はいずこに。。。。)
■自分のスタイルに合わせて選ぶ
ここでウィングをつける利点を考えてみたのですが、ウィングは ふくらはぎの内側あたりに来ると思うので、膝を内側に入れた際、少ない力、つまり動かし始めの早い段階から板をたわませることができるようになるのかな、と想像しています。
HPではこんなふうに紹介されています。
「typeRよりも大きく広がったインサイド側の『翼』は、ターンの切り替えを素早くし、脛内側でスキーのトップを感じられるモデルです。
typeRに比べ、スキーがよく走り、ターンの切り替えも素早くなります。」
反面、筆者の場合は後ろ足を曲げて低い姿勢をとることがトゥサイドターンの最初の段階であって、結論としてはある程度足首を動かすことができる状態にしておいたほうがいいのかな、と思い始め。
そうなると、あまりカッチカチなものを求めず、少し余裕というか自由度があった方がいいのかな、と。
*当初の思惑からどんどん離れていく。。。
当然、反応が速いのはメリットであり、それこそがPOWERRIDEの存在価値でもあるのですが、、、
HPに掲載されていたウィングのインプレッションを読んでみると「トップの捉えがかなりクイックな為、ハンドルの遊びが無いレーシングカーみたいな感じ。使い熟すには相応のスキルが必要。」といった声もある一方で、
「WINGの利点は、高速域のカービング時に生まれる大きな外力に対し、少しのパワー(内力)でその強い外力とバランスが取れるだけの力を作り出すことができる事。」という声もあるので、やはり自分のスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
■将来的にはウィングがほしくなるかも?
いろいろと考えた結果として、ウィングは私では使いこなせないかなあ、、、とも思っていますが、実際ミーハー気質な筆者はハイエンドモデルへの憧れもあり、若干後ろ髪惹かれる思いも無くはないです。。。
ひとまず、「硬いモデルを入れるとどれほど変わるのか?」検証する意味も込めて、今回はPOWERRIDE 17を選びましたが、使用感によってはまたウィングを検討するかも、しれないです。
逆に、17を使用することで、技術的なブレイクスルーがあったりして、新しい視点でまた考えることができるようになっているかもしれません。(^ω^)
また、もし自分がウィングを使うとしたら、前足か後足だけウィングにするのもアリだなあ、なんて考えています。そんなとき、手元に17があれば 前:ウィング 後:17 といった組み合わせもできるな、と。そこも考えた上での今回の選択です。
というのも、、ここまでいろいろ書いておいてナンですが、
正直いうと、ヒールサイドはウィングを入れることでターンの入りが速まって結構イイ感じになるんじゃないかなあ、、、という想いも抱いています。
それに、、、
前足だけウィングを付けるならダブルウィングもアリだな、とかいろいろ想像が膨らんでいく。。。。(^ω^)
なーんていろいろと考えているうちに、できれば、ウィングが取り外しできるといいんだけどなあ、、、なんて思ったり。(わがまま)
一応、POWERRIDE plusというウィングの後付けパーツもあるみたいですが、限定販売なのか(?)あまり情報がなく、見つけたとしても在庫切れの状態。
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ということで、長くなりましたがこんな感じで片方に穴があいたモデル、その中でもウィング無しのモデル、ということで17を選択しました。
結果的に当初予定していたダブルウィングモデルからは大きく外れましたが、いろいろと自分の中で考えて出した結論なのでこれでいいのかな、と。
あれこれ想像して あーでもない、こーでもないって考えるのも、割と楽しいですよね。そういえば昨年のパウダーボード検討もこんな感じだったなあ。
いずれにせよ、届くのが楽しみです(^ω^)